2011年1月26日
アイドル戦国時代の天下統一を宣言しているももいろクローバー。松雪泰子、竹内結子、柴咲コウ、北川景子と人気女優を次々輩出するスターダストプロモーションが、初めて本格的に手掛けたアイドルユニットだ。
イベントのタイトルから「新秋ジャイアントツアー」だの「春の最強タッグ決定戦〜炎の約28番勝負〜」だのとプロレスっぽい。メジャーデビューの際にはレコード会社との調印式を開いて、公開体重測定も行った。
(身長-100)×0.8という"アイドル規定体重"をクリアしてるか測るもので、最後に体重計に乗ったメンバーだけ僅かに規定オーバー。
痩せるとの条件付きで仮契約するというアングル(筋書き)っぽいサプライズもあった。調印式の司会はプロレス中継を担当していた元テレ朝アナウンサー辻よしなり氏という、念の入れようだ。
実は、ももクロのマネージャー川上アキラ氏が大のプロレスファンで、こんなネタを随所に取り入れてる。
にせメンバーが登場して「お前は平田だろ」「しょっぱい試合をしてすいません」とか、東京のライブ会場でももクロの忘れ物を東京女子流が見つけて電話し、「名古屋のももクロのイベントに乱入してやる!」「やれんのか!」とジョイントライブが決まったり…って、プロレスを知らないと何のことか分かりませんよね。
実際会場でもファンがポカーンとしてたり、メンバー自身もワケ分からないままセリフを言ってたりしつつ、すごいプロレス推しだ。
だが、そうした小ネタだけでなく、プロレスの大河ドラマ的ストーリー性も、ももクロのアイドル活動に生かされている。
(明日へ続く)

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