AKB48と嵐のTOP10独占の裏(2/5) | Deview-デビュー
2011年1月17日

 去年リリースした5曲がすべて1位になったAKB48。

年間ランキングでも「Beginner」「ポニーテールとシュシュ」で1、2フィニッシュ。女性アーティストではプリンセス・プリンセス以来21年ぶりの快挙とか。

 ただ、以前も触れさせてもらった通り、ヒットの大きな原動力は特典として付く握手会参加券。何度も握手したいファンは、同じCDを何枚も買う(収録曲の違う3〜4ヴァージョンが発売されてるが)。

 今の時代にシングルCDを売る戦略としては正しい。

曲だけならダウンロードで済む状況で、CDに付加価値が要るのは当然。

大々的に握手会を回せるのも、メンバー数が突出して多いAKBならでは。逆に他のグループが同じことをしても、ここまで売れない。

「Beginner」のセールスは100 万枚近く。仮に1人平均5枚買ってたとしても、20万人が買ってるのはやはりすごい。

 一方、発売直後から"特典なし"のAKBのCDがネットオークションに出回るのも事実。ビックリマンチョコと同じで、シール(握手券)目当てでチョコ(CD)が捨てられている――とする向きもある。

 嵐も初回盤はPV付きといった特典が仕込まれ、予約しないと入手が大変な状況。

ジャニーズ系はダウンロード販売せず、ネットには写真すら上げない方針のため、PV映像は貴重。

絶対数がケタ違いのファンが一斉に飛び付けば、CDが売れないわけがない。

 とはいえ、その売上げ枚数はファンの多さを示しても、各楽曲そのものの人気とイコールとはならない。

CDが売れない時代に、何で売ってるかという話。では今、ダウンロード販売は盛況かというと…。
(明日へ続く)


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