AKB48と嵐のTOP10独占の裏(1/5) | Deview-デビュー
2011年1月14日

 タレントインタビューで定番の質問のひとつに「初めて買ったCDは?」というのがある。

去年、桜庭ななみら若手女優5人によるユニットbump.yの取材でこれを聞いたところ、メンバーの1人で13歳の高月沙良は「CDは買ったことありません。ダウンロードしかしたことなくて」とのことだった。

 キッズ携帯から普通の携帯に変えてもらい、初めてダウンロードしたのは坂本冬美の「また君に恋してる」だったそうだが、そうか、もうそんな世代がいるのかと。

特にシングルなら、わざわざCDを買うより、メイン曲だけダウンロードしたほうが安いしカサばらないし…というのが当たり前? こちとら初めて買ったのはレコードなんですけど。

 そんな中、昨年のオリコン年間シングルランキングは、AKB48と嵐でTOP10を独占して話題になった。この2組のパワーが飛び抜けていたのは間違いないが、ここからヒット曲(流行歌)について語るのは、実はもうあまり意味がない。

 年間TOP10の曲でさえ国民誰もが知るものがなくなった――とは、15年ぐらい前から言われてる傾向だが、もはや"女子高生しか知らない"とか"若いOLしか"というレベルですらなく、AKBと嵐のファン以外はよく知らない状況。

あなたは「Beginner」や「troublemaker」って、どんな曲かすぐ浮かびます? でもこれ、当然といえば当然の流れだ。
(明日に続く)


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