2011年1月6日
2007年にはつんく♂プロデュースから離れ、すでに「Yeah!めっちゃホリディ」路線から転換していた松浦亜弥だが、最新アルバム『Click you Link me』ではハッキリと大人志向を打ち出した。
「砂を噛むように…NAMIDA」などのセルフカバーに、スガシカオ、元ちとせ、竹内まりやらのカバー、そして新曲と織り交ぜ、1曲目からスゥイングジャズのテイスト。
ボサノバやAOR色の濃い曲が続く。元よりしっかりしていた松浦のヴォーカル力で、聴き心地よくシャレた世界を生み出している。
ただ、歌のうまいシンガーはいくらでもいるわけで。アイドルあややが唯一無二の存在であったのとは、絶対性はかなり違う。オリコンアルバムチャートでは72位。
アマゾンの「この商品を買った人はこんな商品を」には真野恵里菜、モーニング娘。、スマイレージと並び、そういうファンは満足できたのか。
もちろん、今さら♪めっちゃホーリデー〜ってノリもないのだろうが。
このリリースに先立ち、「週刊プレイボーイ」に掲載された彼女のインタビューが、あえてノーメイクのグラビアと共に波紋を呼んだ。
曰く「あややは松浦亜弥100%じゃ絶対できなかった。あのひとっていつも笑ってなきゃいけなかったし。だんだん嘘笑いが得意になってて」と。
(明日へ続く)

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