2010年12月13日
"ｱｲﾄﾞﾙ写真集ﾗﾝｷﾝｸﾞ"と聞くと､ｵﾘｺﾝﾁｬｰﾄの写真集版のような絶対的な響きがあるが､実は神田の書泉ﾌﾞｯｸﾏｰﾄなど数店の局地的ﾃﾞｰﾀに過ぎない｡
CDをﾌｧﾝが100枚まとめ買いしたところで､ｵﾘｺﾝﾁｬｰﾄで差はまず出ないが､ﾌﾞｯｸﾏｰﾄで握手会ｲﾍﾞﾝﾄをやって100冊も売り上げたら､それだけで写真集ﾗﾝｷﾝｸﾞの上位に来る｡
数年前までﾌﾞｯｸﾏｰﾄでは､土･日に1日3人ほどのｱｲﾄﾞﾙが入れ替わり立ち替わりｲﾍﾞﾝﾄを行っていたが､南明奈は写真集を出すたび､午後ｲﾁから夜まで1人で延々と握手会を続けるのが恒例だった｡
途中で衣裳替えを3回したり｡
しかも､3冊買ったら2ｼｮｯﾄﾁｪｷ､5冊買ったらさらに…といった特典も付くから､熱心なﾌｧﾝは何冊も買う｡
本人が｢私の写真集を92冊買ってくれた方がいる｣と話していたが､1日のｲﾍﾞﾝﾄだけで1800冊を完売したことも｡
このｱﾄﾞﾊﾞﾝﾃｰｼﾞで､年間1位を3年続けた｡
ある程度"操作"が可能なこのﾗﾝｷﾝｸﾞに目を付けての戦略｡
断っておくが｢ｽﾞﾙした｣みたいなことを言うつもりは毛頭ない｡むしろ､見事な売り出し方だったと思う｡なぜなら…｡
(明日へ続く)
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