2010年12月8日
『ケイゾク』の続編的な触れ込みでスタートした『SPEC』。
そのつもりで観ていたら、事件は通常の人間にはないSPEC(特殊能力)を使って引き起こされ、刑事が推理で真相に迫るドラマとは違っていた。
たとえば3話では、他人の体に憑依するSPECを持つ男が登場。
『TRICK』などの感覚で観てると"憑依に見える現象の裏は…"となるが、本当に憑依できちゃうのだから仕方ない。
謎解きには意味がない。
つまり、こちら側が観方を変えなければいけなかったのだ。
純粋な刑事モノではなく、ある種のSFサスペンス。
1話から登場していた占い師は、うさんくさい格好だが本当に未来を予知できた。
瀬文に向けて放たれた銃弾が相手に戻って行ったのも、『ガリレオ』的な科学現象かと思いきや、SPECが使われてのものだった。
当麻と因縁がある一(ニノマエ、と読む)が時間を止めて、弾丸の向きを変えたという。
この一の時間を止めるSPEC、"そんなヤツがいたら何でもできちゃうじゃん!"と思ったが、これも観方を変え、天才と特殊能力者の対決を『デスノート』のキラ対L的に観るのが正解か。
なので頭を切り替えようとしてるのだが、6話、7話…と来ても、なかなかうまく切り替えられない。(明日へ続く)

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