2010年11月10日
給仕もするアイドルと話せるLIVE&BAR「ディアステージ」の人気者の1人・相沢梨沙は、自分の誕生日イベントの企画やスケジュール組みから、物販用写真の撮影・販売に至るまで、すべて自分自身でやった。
夢眠ねむがCDを出した際も、「紙ジャケットがいい」と自分で1枚1枚、手で折って作った。
予算の問題もあるにせよ、「やりたいことがあるなら自分で手間をかけなさい」というのが、福嶋社長の教え。
彼女がジャケットを手で折って作る姿はUstreamで流され、それを見たファンがより "応援したい"という気持ちを強める。
ヲタ芸で踊り狂う裏に、そんな心の交流もあるのがディアステージという"村"だ。
地下アイドルとそのファンの良くも悪しくも小さなコミュニティだったわけだが、そのディアステから、1人のシンガーがメジャーデビューを果たした。
アニメ『高校黙示録 HIGHSCOOL OF THE DEAD』の1話ごとに変わるEDテーマを歌い、その全12曲収録の1stアルバム『H.O.T.D.』をリリースした黒崎真音。
ディアステのトップランナーである彼女もまた、小学生の頃から初期の『ときめきメモリアル』をプレイしていたゲーム&アニメ好き。家でゲームばかりしていて、親に「外で遊びなさい」と怒られ、「イヤイヤ公園に行ってブランコに乗った思い出があります」とか。
アルバムを聴けば、ロックをベースにした歌唱力は本物の迫力。しかし「打たれ弱い性格で…」と、デビューまではイバラの道だった。
(明日へ続く)

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