2009年9月24日
ホリプロTSCの決選大会の4日前、地方予選を通過したファイナリスト10人による合宿が始まった。
初日はホリプロのレッスン場にて、翌日から2日間は熱海の研修センターに泊まり込み、 ウォーキングと演技を特訓。その初日のウォーキングレッスンの取材に行った。
実行委員長が初めて女性となった今回、女性目線で同性受けする女優兼モデルを選ぶとのことで、パッと見からファイナリストたちの雰囲気が例年と違う。
全員が身長160p以上。170p台も2人。みな短パンから伸びた脚が細く長いモデル体型。
顔立ちもアイドルっぽい子は1人だけ。
インド人とのハーフがいたり、モード系対応も念頭に置いてるようだった。
旧知の女性スタッフが「いつもと違いますか? だったら良かった」と話し掛けてきた。
そしてレッスン開始。
"モデル"がキーワードの今回、ウォーキングは重要項目だが、ほぼ全員が初体験。
元モデルの女性講師が「時間はないけど覚えてもらうことはいっぱいあります」と、姿勢や歩き方の基本から手本を見せ、ファイナリストたちが練習を繰り返す。
「中心線をズラさない!」「目線を下げたらダメ!」などと間断なく入る注意。
みんな休憩のたびに必死にノートを取っていたが、初心者がいきなり全部覚えるのは大変だろう。と、先生から1人に「あなただけ動きが違う。ちゃんと聴いてる? 頭悪いの?」と厳しい言葉が飛んだ。
10人に緊張が走る。だが、これは序の口だった。
(明日へ続く)

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