ドラマは事務所の力で出るもの?(4/5) | Deview-デビュー
2009年9月17日

 事務所が若手タレントを売り出そうと、自社のエース級が主演するドラマに脇役で突っ込む"バーター"。

視聴者には関係ない話で、その若手が期待に応える演技をしてくれれば良いが、未熟で目も当てられないこともある。

 現場でスタッフに迷惑をかけることを嫌い、ある主演級女優は自分のバーターで下手な若手を入れないよう、事務所に釘を差している。

そうした例が増えたのか、一時に比べたらバーターが減った気もする。

 『GOLD』なら、主演の天海祐希と相手役の反町隆史が所属する研音から子供役に誰か入りそうなところを、4人すべてオーディションで選んだ。

まあ、回想シーンで登場する天海の兄役は研音の若手・水上剣星だが。

 こうした大人の事情が働きにくいのが、子役のキャスティング。

天海がかつて主演した『女王の教室』では、クラスの児童役を全員オーディションで選び、メインで脚光を浴びたのが幼き日の志田未来や福田麻由子だった(志田はその後、研音所属に)。

ガチで探せば逸材はいるもの。

 だったら、いっそゴールデンタイムの連ドラの主役もオーディションで決めちゃえば? なんて言っても、そもそも今のドラマ、役柄に合わせてキャスティングするのでなく、企画より先に人気どころの俳優を抑える例が大半で、まずムリな話。

しかし、実際に主役が一般公募されたことはある。

しかも、フジ月9で。
(明日へ続く)





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