イケメンゆえの演技の壁(5/5) | Deview-デビュー
2010年9月3日

 『ハンマーセッション!』で速水もこみちが演じているのは、天才詐欺師で護送車から逃亡、高校教師になりすまし詐欺のテクニックを駆使して問題生徒たちを叩き直していく…という役柄。

 お調子者のようにふるまってるが、メガネの奥の瞳はクール。

逆に、クールではあるけど生徒への温かさもどこかに感じさせて。

速水自身、話し方はクールなのに、話してることをよく聞いたら気さくというギャップがある。

そんな本人の雰囲気ともカブり、魅力的なキャラクターを作り出している。

 考えたら背がとびきり高いイイ男といえば、『新参者』で共演した阿部寛が、かつて似たポジションだった。

彼も一時はカッコイイの代名詞的存在。

そして、今でこそ三枚目もやれる実力派俳優として定着しているが、モデルから転身当初は演技は評価されず、出演作が途切れた時期があった。

そこから舞台経験なども経て地道にはい上がり、46歳の今がある。

速水が40歳になる頃はどんな役者になっているか。ただのイケメンでは終わらないだろう。

 ところで、『ハンマーセッション!』といえば志田未来がかわいい。

や、いつもかわいいが、あんなにポニーテールが似合うとは。

速水とは同じ研音所属。何年か前、事務所の新人募集にちなみ、この2ショットで『デ☆ビュー』の表紙を飾ってもらった。

186pの速水と150p弱の志田をバランス良くフレームに収めるのはひと苦労。

志田は「いつか共演するときのために背を伸ばしておきます」と言ってたが、残念ながら間に合わなかったようだ。
(終わり)


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