イケメンゆえの演技の壁(4/5) | Deview-デビュー
2010年9月2日

 速水もこみちを初めて取材したとき、まず思ったのが、背は高いけど腰は低いなと。

自然と見下ろされる形にはなるが、本人に気取ったところは感じられず。初対面の自分たち取材スタッフにも丁寧に接してくれて。

 そして口調はドラマ通りクールだが、意外によく話す。

40分ほどのインタビュー中、どんな質問にも淀まず語り続けてくれた。

印象に残ってるのは「ジャージで富士そばによく行く」という話。

「好きなのはミニカレーセット。福神漬け多め、盛りそばにのりを付けてくださいね、っていう」とのことだった。

 富士そばに速水もこみちがいたら目立ってしまうのでは? と聞いたら「見られるのは昔から慣れてますから」とのことだった。

高校の入学式のときは、体育館前に2年生の女子が彼を見ようとズラッと並んでいて「噂通り!」とか騒いでいたり。そんな話も率直にしてくれたわけだが、彼ぐらいイケメンだと、どこでも常に視線を浴びただろう。

 誰からも注目されない身には想像つかないが、見られていちいち反応しても仕方ない。

視線は意識しつつも平然と。クールに見える物腰は自然と身に着いたのかも。

 それが放送中の『ハンマーセッション!』では、いい感じで生かされている。
(明日へ続く)


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