2010年8月10日
役の設定上で想いを寄せる相手には、本当に恋してる気持ちになってドキドキする。『グータンヌーボ』で石原さとみが話していた。
同じようなことを、声優界の大御所・林原めぐみのインタビューで聞いたことがある。
『カウボーイ・ビバップ』というアニメで、好きな相手に振り向いてもらえないキャラクターを演じていたとき、「すごい嫉妬心が芽生えてしまった」と。
「その相手とうまくやってるキャラ役の声優さんに対して、現場では"口もききたくない!"みたいな」。
彼女自身は恋愛に関して"好きになってくれないなら仕方ない"と引くタイプで、嫉妬には縁がなかったという。
にも関わらず、このアニメをやってる間は「家に帰っても『ちきしょう、バカ!』とかイライラしちゃって」。ダンナさんには「声優で良かったね」と言われたそうで、本人も「女優だったらドラマのたびに恋に落ちてたかも」と笑っていた。
確かに声優なら声を当てるだけだが、女優となれば相手の肌と触れ合ったり、鼓動を感じたりも。
石原さとみが「本当にドキドキする」と話していたように、すぐれた女優が役に入り込むほど、台本上の恋愛感情が本物になってしまうこともあるのだろう。
実際に共演者と次々つき合う女優もいるようだし、女優の離婚が少なくないのも、そののめり込みが一因かも。というのは…。
(明日へ続く)

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