トップスターが再出発するために(1) | Deview-デビュー
2010年7月8日

 テレビや現場取材でオーディションはたくさん見てきたが、一瞬で"この子で決まりだ!"と思ったのは後にも先にも唯一人。

元モーニング娘。の後藤真希だ。

1999年、『ASAYAN』で放送された追加メンバーオーディション。その候補者の一人としてVTRでテレビ初登場した。

13歳で金髪。まだ素人の中学生だったのに、圧倒的なスターのオーラを放っていた。

 オーディションの審査といっても、最終的には選ぶ側の"好み"だが、このときのゴマキはたぶん誰が審査員でも選ばれただろう。

実際、当初は新メンバーを2人採る予定だったのが、プロデューサーのつんく♂が「後藤が飛び抜け過ぎている」と彼女だけ加入。

いきなりセンターを任された「LOVEマシーン」が大ヒットした。AKB48のシングルが60万枚を越えて凄いといっても、「LOVEマシーン」は160万枚。時代が違うので単純比較はできないにせよ。

 あれから11年。

ゴマキがソロ歌手としての再始動に当たり、ファッション誌『GLAMOROUS』でセミヌードを披露して話題を呼んだ。

こういう雑誌から再出発するのは"今後は女性の皆さんに向けて店開きします"という挨拶のようなもの。もう男性向けアイドルではない…との方向転換の表明。その割りには、ヌードグラビア自体はオジサン雑誌の『週刊現代』に載ってそうな感じのものだった。
(明日へ続く)


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