2010年6月30日
現在のアイドル界が形作られたのは2007年から。
それまでモーニング娘。を擁するハロー!プロジェクトの一党支配だったところに、秋葉原が地盤のAKB48(2005年12月に専用劇場で初公演)、お台場のアイドリング!!!(2006年10月にCSフジで番組スタート)が人気を伸ばし、三極が生まれた。これが"07年体制"と呼ばれている(ウソ)。
モー娘。が国民的アイドル時代より支持率を下げたとはいえ、当初はBerryz工房、℃-uteと若手も豊富なハロプロが圧倒的与党、AKB48とアイドリング!!!は野党。それが昨年、AKB48が「RIVER」のオリコン1位で完全なる政権交代を実現した。
ただ、注目すべきはAKB48がセールスを格段に伸ばしたのであって、ハロプロ勢やアイドリング!!!もコンスタントにTOP10に入るなど堅調。決して支持率を下げてはいないということ。
自民党離れで浮動票が一気に民主党に流れた昨年の政界と違い、票を奪い合った結果でなく、AKB48はアイドルの新たな票田を生み出したのだ。
ライブやイベントに行けば一目瞭然。AKB48支持者には若い中高生、そして女子も多い。もともとアキバの劇場へ"会いにいける"ことをマニフェストに、堅い支持を狙い撃ちする共産党的に見えた彼女たちの意外な現象。
ハロプロ支持者はモー娘。全盛期から追っかけてる30〜40代が多いのと対照的に。そして業界で起こったことが…。
(明日へ続く)

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