2010年6月22日
AKB48の選抜総選挙で、万年2位だった大島優子が1位になった。
彼女はもともと歌やダンス以外にも、演技力、トーク力、大きな瞳で巨乳というビジュアルなど、部門別に点数を付ければ前田敦子を上回っていたと思う。
だが芸能界は得てして、平均点より最高点がモノを言う。
大島自身、1位当選スピーチで「秋元(康)さんにいつも"お前は期待値が高いからそれ以上のものが生まれない"と言われ、どこを伸ばせばMVPを獲れるか、ずっと考えてきました」と話した。
その答え自体は見つかってない中での1位。
ファンの心を掴んだのは確かでケチをつける気は毛頭ないが、大島オシのファン以外に"反前田"票も流れたのは事実のようだ。
トップに立つ者の常としてアンチも存在する。
加えて単純に"一度は前田がセンターでないAKBを見たい"という層も。それが自らの投票で実現できるかもしれないのが選挙の良さで、こうした層は中間発表を見てから誰に投票するか決めた節がネットやツィッターで伺えた。
自分のオシメンに入れるより、前田に勝てそうなメンバーへ。
結果、中間2位の大島の得票が加速。逆に、躍進が期待された渡辺麻友が意外にも昨年4位から5位に落ちたのは、反前田という意味では"死票"になると思われたからではないか。
しかも、この選挙"ガチ"を謳ってはいるのだが…。
(明日へ続く)

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