時代は"お嫁さん"より"愛人"?(5) | Deview-デビュー
2010年6月18日

 一時、というか、長いこと流行っていた"癒し系"。

ルーツは1990年代半ばの飯島直子だ。

"男の安らぎ"をキャッチコピーにした缶コーヒー『ジョージア』のCMで、サラリーマンに「ジョージアでひと休み」と呼び掛ける姿が癒されると人気を呼んで。

 キャンギャル出身でイケイケな印象だった彼女がイメチェンして成功したことから、以後も癒し系タレントが相次ぎ現れた。本上まなみ、優香、井川遥、安めぐみ…。

 だが最近、気づけば新たな癒し系は出なくなり、逆に柴咲コウや沢尻エリカといった強めの女性タレントが人気に。

不景気な今こそ癒し系が求められる気もするが、もう15年癒されて続けて、世の中何も変わらなかったから。むしろ美しくもキツイ女性に「自分でやれ!」と蹴飛ばされたい? いやいや。

 けど実際、柴咲らが所属するスターダストプロモーションは、狙ってS系(?)女優を押していたフシもある。

『恨み屋本舗』の木下あゆ美が、深夜の情報番組『ツギクル』でもドSの女王様キャラ"あゆ美様"として出演し、コアな人気を博したように。

 そんな時代にあって、癒し系寄りのホリプロも路線変更する今年のスカウトキャラバン。

他薦も受付けていて、グランプリ推薦者にはPARCO商品券10万円分がもらえるそうなので、あなたの周りの女王様をぜひ。そういう趣旨じゃないか。
(終わり)


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