時代は"お嫁さん"より"愛人"?(2) | Deview-デビュー
2010年6月15日

 今年35回目となるホリプロタレントスカウトキャラバンで、歴代初めて女性スタッフが実行委員長になった。

男性委員長だった例年の「飲みながら話し合うか」的ノリはなくなり…との社内的な話はさておき、選考内容が例年といろいろ変わる。

 まず日程が7月始めで募集締切り、書類審査と地方予選を経て、8月中に決選大会という短期勝負に。

恒例の最終候補合宿は決選直前。委員長の竹中久美子さんは「以前の日程に戻しただけ」と言うが、この10年来は夏休みに全国を回り面接、9月の連休中に合宿…など、候補者をじっくり見る流れになっていた。合宿を2回に渡って行った年も。

 だが、竹中さんは「それだと情が移るので」と。なるほど分かる。毎年合宿から密着取材させてもらうだけでも、健気な候補者に"いい子だな。頑張って欲しいな"と思ったりするので。スタッフとしてずっと接してたら、なおさらだろう。

 女の子の内面を知るのが将来性を見るうえで役立つ部分もあるが、他人に最初からインパクトを与えられるかもタレントの重要な資質。長く時間を共にするほど、そこを客観的に判断する目が曇るとして、審査日程をクールに省くのは女性委員長ならではか。

 そして何より、審査自体「思い切り女性目線で選ばせてもらいます」とのことだ。
(明日へ続く)


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