芸能界に"再生工場"は生まれるか(4) | Deview-デビュー
2010年6月9日

 「有名アイドルグループにいた人大歓迎!」「有名オーディションに落ちた方大歓迎!」とメンバー募集中の「AKBN 0」。"

エーケービーエヌ ゼロ"と読み、AKB48とは無関係。赤羽(AKBN)在住の林家ペー&パー子が終身名誉監督とのことで、他にガッツ石松、井筒和幸監督、春一番らをマネージメントするガンドウという事務所の企画だ。

 「師匠にならってカメラで写真を撮りまくる」「有名人の誕生日をできるだけ覚える」などともあり、どこまでシャレか分からないが、"AKBN"の後の"0"は資金、所属者などすべてゼロから始めることに掛かっている。

 HPから引用すると、握手券、トーク券、ミニデート券(!)、グッズやCD販売などファンからの売上げだけが次の活動資金になるという。そして、他のアイドルと違い恋愛は自由だが、売上げが落ちたメンバーは出番がなくなる。

 300万たまったらCDデビュー、500万で赤羽会館でのコンサート、1000万で中野サンプラザ、2000万で武道館…など目標も定められ、最終目標は紅白出場(&その日に解散)となっている。

 とまあ、本気度は図り兼ねる内容だが、ビジネスとしては意外と理に適ったスキームだ。
(明日へ続く)


559作者プロフィール

戻る
×