芸能界に"再生工場"は生まれるか(1) | Deview-デビュー
2010年6月7日

 野球ネタからで恐縮ですが、今年も巨人は強いですね。巨大戦力がモノを言う。他チームならレギュラー級が控えに、クリーンナップ級が下位打線にいる選手層の厚さ。

 芸能界で、そんな巨人とダブるプロダクションと言ったら、研音だろう。

戦力豊富な事務所は他にもあるが、FAなどで他球団から主力選手の移籍が多い部分で。

 巨人は坂本を始め生え抜きも伸びているが、主軸の小笠原、ラミレスや抑えのクルーンらは移籍組。一時は清原、江藤、小久保、ペタジーニ、ローズと他球団の4番がごっそり集まった。

 研音も有望タレントの移籍の受け皿として、うまく機能している。

子役事務所から中学生になって移った志田未来。モデル系事務所から女優展開を見据えて移籍の榮倉奈々。同じく音楽系事務所から来た加藤ローサ。

 市川由衣は小さな事務所でグラビアアイドルとして人気を博した後、研音で歌手・女優活動を。

伊東美咲と片瀬那奈もモデル系事務所との提携の形で、女優業や歌手業に進出。

 天海祐希も宝塚退団後、他の事務所を経て研音へ。

そして、すでに女優として確固たる実績のあった菅野美穂も2006年、デビュー以来所属していた小規模事務所から移籍した。

 すべて研音の強力なマネージメント力があってのこと。

だが、芸能界には巨人だけでなく、"野村再生工場"も欲しい。
(明日へ続く)


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