2010年5月12日
最近、ドラマ視聴率は全体的に落ちている。ネットやゲームの台頭でテレビ離れが進む中、腰を据えてドラマを観てもらうのはなかなかハードルが高い。とはいえ、スポンサーの要求する数字は昔と変わらないわけで。
主演を張るのは責任を負うことでもある。実際には100%主演のせいでなくても、視聴率が1ケタだったりしたら、「あの女優では数字が稼げない」という話になってしまう。
売り出し中はどんな作品であれ、主演して実績を作ることは重要。だか、名前を売ってポジションを築いたら、ヘタに主演を続けてコケるより"勝ち逃げ"したほうがいい。だからビッグネームほど、ドラマは出演作を選ぶ。
たとえば、柴咲コウの『ガリレオ』。ヒロインとして久々の連ドラだったが、主演がさらに久しぶりの福山雅治、原作が人気作家・東野圭吾の評判の小説、映画化まで最初からセットで内定――というヒット確実の作品。
柴咲クラスになると、もうこれくらいでないと出ないだろう。
実際その後は連ドラに出てないし。上戸と同い年の宮崎あおいや蒼井優は最初から映画志向。でも、上戸彩のスタンスは違っていた。
(明日へ続く)

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