2010年5月11日
松嶋菜々子、矢田亜希子、仲間由紀恵らが連ドラで主演を重ねて、「10代でヒロインをやれる女優がいない」と言われていた頃から、孤軍奮闘していた上戸彩。
CM出演も多く元気ハツラツなイメージが強いが、それは普段から変わらないらしい。早朝から深夜までハードな撮影が続く連ドラの現場でも。共演者のマネージャーとして彼女と何度も仕事をした、他の事務所のあるスタッフはこう言う。
「いつ寝てるんだろう? と思うスケジュールなのに、彩ちゃんはいつも元気。彼女ほど出番のないうちの男の子が『しんどい』と言ってるのに、彩ちゃんが弱音を吐くのは見たことがありません」
彼女自身、10代から主役を務めてきて、「自分が引っ張って行かなきゃ! という気持ちはありました」と取材でも話していた。精神力の強さに裏打ちされた明るさ。それがないと連ドラ主演は続けられない。
ただ、名前が売れたら連ドラ出演をセーブする最近の傾向は、何も現場がキツイからだけではない。今、連ドラで主演を張るのは、必ずしもいいことだけではないのだ。
(明日へ続く)

戻る