2010年4月23日
公開中の映画『半分の月がのぼる空』でヒロインを演じ、観る者の涙を誘っている忽那汐里。
彼女は少し日本語の発音がぎこちない。
両親とも日本人だが、生まれも育ちもオーストラリアのシドニー。
家庭での会話は日本語だったため、本人は"完璧な日本人の発音"と思っていて、来日して『国民的美少女コンテスト』に出場した際、「アクセントがおかしい」と言われショックを受けたとか。
インタビュー中にくしゃみをして、思わず"Excuse me"と言ったり、感覚的に母国語は英語なのだろう。
女優デビュー作『3年B組金八先生』の撮影では、台本のト書きに"胸をなでおろす"とあって「どうやってなでたらいいですか?」と監督に質問して、爆笑されたりも。
その『金八』で演じたのは、まんま帰国子女の生徒役。
以来、『半月』での心臓病で9歳から入院生活を送る役に至るまで、口数が少なめの役が多い。『ポッキー』CMでは元気いっぱいに弾けているのと反対に。9月公開の『BECK』でも帰国子女役。
これはやはり、日本語のぎこちなさも影響してのことだろう。
よくしゃべる役だと、言葉の面でボロが出そうというか。
外見は日本人だけに、普通に話せてないと違和感も大きくなってしまう。そんな中、彼女の女優業への取り組みは真摯だ。
(明日へ続く)

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