CMガールの越えるべき壁(3/5) | Deview-デビュー
2010年4月22日

 上京して3年経っても、福岡訛りが直らなかった後藤理沙。率直に言って、当時は女優業へのやる気が薄かったのだろう。

 中学生の頃から「なるようにしかならない」と、良く言えば達観した、悪く言えば意欲に欠ける発言をしていた彼女。

本気になれば直せたはずの訛りはそのまま。

結果、あれだけの逸材がCMガール止まり。

大ブレイクまでは至らず、20歳で一度引退した。

 2年後に復帰したときは、休業中にハマったダーツの腕前がプロ級になってたらしく、やる気になればやるタイプなのだろう。

そのやる気が若い頃から仕事にあったら…。本人の生き方をとやかく言えないが、もったいない思いはぬぐえない。

 役者としてやって行くなら、言葉が聞き取りにくいのは大きなハンデ。

訛りならまだしも、日本語のネイティブでないとなかなか厳しい。

最近CMで日本の芸能界に復帰したビビアン・スーも昔、中国人留学生役でドラマに出ていたが、そういう特別な役でないと回せない。

 そして今、そんな言葉の壁とも戦っている若手女優が、純日本人の『ポッキー』CMガール、忽那汐里だ。

(明日へ続く)


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