2010年4月21日
デビュー前、14歳だった後藤理沙の初取材。ヴィジュアルの良さはハンパなかった。
同じローティーン特集で取り上げた、すでにテレビに出ている他の子たちを遥かに凌ぐ美形。
というか、14歳であれほどきれいな子は、その後の取材経験を振り返っても思い浮かばない。
スッと立つだけで周囲がキラキラするようなオーラもあった。
ただ話してみると、おっとりした普通の中学生。
まだ地元・福岡に住んでいて、言葉がかなり訛っていた。それも素朴でまた良し、と思ったが…。
雑誌グラビアを飾ると当然人気が出て、98年の『ポカリスエット』からは立て続けにCMが決定。
ドラマにも出始め、アイドルとしてはA級の存在に。2000年には『リング』の中田秀夫監督による映画『ガラスの脳』でヒロインを演じた。
だが彼女、この頃になっても一向に訛りが抜けなかった。
『ガラスの脳』は生まれてから17年眠り続けて目を覚ました少女という役で、台詞は多くなく、言葉がおぼつかなくても許容できたが、当然そんな役ばかりがあるわけでもない。
あのしゃべり方だと、いくらヴィジュアルが良くても女優としては使い辛い。ならば、何としても訛りを直そうとするはず、と思うのだが…。
(明日へ続く)

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