小学生アイドルの激烈な生存競争(5/5) | Deview-デビュー
2010年4月19日

 ハロプロキッズから小学生ユニットとしてデビューしたBerryz工房。6年経ち、最年少の菅谷梨沙子もこの3月で中学を卒業。

 1stシングル「あなたなしでは生きていけない」(てな曲を小学生に歌わせてたわけだが)のジャケット写真を見ると、一瞬誰が誰か分からない。6年前とはいえ成長期。みんなすっかり顔が変わった。

 この曲のPVはさいたまスーパーアリーナで撮り、メンバーたちはコンサートごっこを始めてキャーキャー大変だったと、当時のスタッフは言う。

その3年後、彼女たちは本当にスーパーアリーナで単独公演。当時の平均年齢13.8歳は今でも最年少記録だ。そして先月末にはバンコクで、日本人女性アーティスト初のフルライブを成功させた。

 Berryzメンバーに選ばれず悔し涙を流し、後にデビューした℃-uteも変貌は同じ。

18歳になったリーダー矢島舞美があそこまで美しく成長するとは、4年前のインディーズデビュー曲「まっさらブルージーンズ」のジャケ写からは正直想像できない。

 この頃、岡井千聖と萩原舞はよく、ふりかけの取り合いとかでケンカしてたという。そんなお子ちゃまでも、観客の前ではプロとしてのパフォーマンスを続けてきた。小学生から高校生。普通の子でも大きく変わる時期だが、それにしても…と思う彼女たちの成長は、過ごしてきた時間の密度の濃さを表している気がする。

(終わり)


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