小学生アイドルの激烈な生存競争(3/5) | Deview-デビュー
2010年4月15日

 6年前、ハロプロキッズのレッスン中に名前を呼ばれた8人が新ユニットBerryz工房としてデビュー。

呼ばれなかった7人はそれまでと変わらず、モー娘。ら先輩たちのバックダンサーに留まっていた。

 後に℃-uteとなったこのメンバーは、当時のことを「悔しかった」と口を揃える。

「BerryzがどんどんCDを出してテレビに出てるのを、私たちはただ見てるだけ。"悔しい!"と思ってる自分がハッキリ分かりました」(矢島舞美)

 だからこそ「Berryzに負けない!」とレッスンに励み、℃-uteとして活動できることに。最初はインディーズだったが、各地でイベントを重ねてCDを手売りするうちに盛り上がり、結成から1年8ヵ月かけてメジャーデビューにこぎつけた。

 近年、AKB48を始め地道なライブからファンを開拓してブレイクしたアイドルが目立つが、その先駆けが℃-uteだったのだ。

先にデビューしていたBerryzが、今度は彼女たちのパフォーマンスに「すごいものを感じて"もっと頑張らなきゃ"と思った」(菅谷梨沙子)という。

 個々は仲良しの2組だが、そんなデッドヒートに小学生の頃から身を置いていた。

学校の運動会のように"みんなで手をつないでゴール"なんてあり得ない。10代のアイドルたちは実は大人以上の試練を経ている。他にはたとえば…。

(明日へ続く)


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