オーディションに出来レースはあるか?(3/6) | Deview-デビュー
2010年4月8日

 オーディションの目的は人材発掘。と同時に、オーディションをやること自体で話題作りを図る部分もある。

 ならば、最初から裏で結果は決まっていて、"○○オーディション・グランプリ"とのハクを付けさせるために形だけ審査するのも、新人売り出しの手段としてあり得る。

ただの新人より"グランプリ"のほうが、ずっとプロモーションしやすいから。

 北乃きいも「ミスマガジン2006」でグランプリを獲った途端(あれは出来レースではないだろうが)、事務所に各所から仕事のオファーや問い合わせの電話が鳴り続いたという。

それまではスタッフがプロフィール資料を持って営業に回っても、すぐ決まる仕事はなかったのに。

当時のマネージャーが「1日でこんなに楽になるものかと思いました」と話していた。

 だから、新たなスターが作れるなら、出来レースのオーディションでもやればいい。

ただし、そこには条件がある。グランプリを獲る新人が、裏事情を知らない誰が見ても"この子が選ばれたのは分かる"と納得できること。

オーディションに参加した他の子と比べて、ではなく、誰が相手でもこの子! という輝きがあればいい。

結局そんな子なら、ガチで審査しても選ばれるわけだが。

 さて、4期生を迎えたアイドリング!!!。 今回の公開オーディションが一大転機になる可能性もある。

(明日へ続く)


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