2010年3月18日
『曲げられない女』と同時期の放送となった『まっすぐな男』。
視聴率は良いときで10%と苦戦している。
これ、深田恭子演じるヒロインが観ていてイヤ〜な感じなのがマイナスなのでは。
"まっすぐ"な主人公の佐藤隆太と対照的に、自由奔放な小悪魔との設定だが、"どこか憎めない"というポジションであるべきところが、ただの胸クソ悪い女になっていて。
善意で泊めてくれた貫地谷しほりの部屋を好き放題荒らして、彼女のバイクを勝手に乗り回して事故ったまま放置とか。
辛い過去を持つ反動にしても共感できない。
そんな女のほうを佐藤が「好きになった」と貫地谷と別れる展開なんて。そこで"まっすぐ"かよ。貫地谷がかわいそ過ぎる。
『曲げられない女』の菅野も、元カレの子供を妊娠してると分かっても司法試験も出産も諦めず、周りの助言に耳を貸さず、"曲げられない"のが"意固地"にも見えてきた。
だが、味方が誰もいなくてなお、黙々と我が道を行く意固地さはジンとくる。
誰にも少しはあるから。分かっていても曲げられないこと…。
あと、永作博美演じる主婦も妊娠発覚し、谷原章介が「腹が出てると思った」という台詞があったが、そりゃ永作本人が妊娠中だからねぇとツッコンでみた。
(終わり)

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