AKB48の本当の勝負どころ(4/5) | Deview-デビュー
2010年3月3日

 昨年AKB初のオリコン1位となった「RIVER」。

女性アーティストの初動売上げでも年間1位となったが、前作「言い訳Maybe」がデイリー1位を獲得しており、勝負どころの作品だった。

 そこに秋元康氏が持ってきた「RIVER」は、PVを自衛隊入間基地で撮影した、アイドルとしてはハードなチューン。

そして、真価が問われる今年の第1弾シングル「桜の栞」は一転、合唱曲ときた。

別の意味でアイドルらしからぬ、どこかの高校の合唱部が直立不動で歌ってるような。こちらのPVは岩井俊二監督が撮ったことも売りに。

 一方、1月からスタートしたメンバー総出演ドラマ『マジすが学園』では、これまた意表をついて全員がヤンキー役。メンバーたちが「クソ、てめえ!」とやり合っている。

 要はこのところのAKB、サプライズで話題を呼ぶ方向に舵を取っていて。勢いづいてるときは何をしてもOKなだけに、秋元氏が温めてた企画を連発してるのか。

確かにメジャーなフィールドで勝負するうえで、広く世間の目を向かせることは重要だ。

 今のAKBはそうやって、とにもかくにも人を振り向かせる時期なのかも。「桜の栞」も1位を獲得。ただ当然ながら、仕掛けのネタはいつか尽きるわけで。
(明日へ続く)


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