〜夢の実現、アシストします〜 DSA family | Deview-デビュー
数々のアーティストの振付や指導を手掛けている新垣寿子がダンス 、ボーカル、演技の育成を手掛ける新たなタレント育成プロジェクト『DSA family』がスタートする。「Dancer(ダンサー)& Singer(歌手)& Actor(俳優)」と「Dream(夢)、Stimulus(刺激)、Assist(アシスト)」の2つの意味がその名前に込められたDSA family。元 ”安室奈美恵 with スーパーモンキーズ”のメンバーとしてメジャーデビューを経験し、デビュー前の「SPEED」「三浦大和」「DA PUMP」など数々のアーティストを育て上げた新垣が、芸能の世界を夢を見る人デビューユーザーに刺激を与え、夢の実現をアシストする。
新垣寿子
新垣寿子
profile
沖縄アクターズスクールにてダンスを始め、スーパーモンキーズの一員として安室奈美恵、MAXとデビュー。引退後、沖縄アクターズスクールのインストラクターとして、三浦大知、SPEED、DA PUMPなど数々のアーティストを育て上げる。近年代表的な振付作品は「ヘビーローテーション」や「フライングゲット」など。2年連続で、紅白歌合戦のNMB48の振付を担当。現在は、数々のアーティストの振り付けや、次世代のタレントの育成を行う。
「必ずみんな自分だけにしか出せない色を持っている。それを磨いていってあげられる講師でありたい」
――DSA familyの「自分の可能性を発見する場所」「family」という考え方は、新垣さんが学んだ沖縄アクターズスクールと共通するように感じました。
「ルーツはやっぱり沖縄アクターズスクールにあって、苦楽をともにした仲間とは今でも連絡を取り合っています。今年の2月、牧野アンナさんが主催する『ラブジャンクス』が世界ダウン症の日に開催したキッズダンスイベントに、自分のスタジオのキッズたちを出演させたんですよ。そうしたらゲストでMAXが出たり。進んだ道が違っても、そういうときに仲間が集まって協力し合えるということには、やっぱりルーツを感じますね」
――新垣さんは、安室奈美恵さん、牧野アンナさん、MAXのNanaさん・Minaさんとともにスーパーモンキーズとしてメジャーデビューしていますが、その後“自分の道”としてダンサー、振付師、ダンスインストラクターの道を選択していきますね。
「自然に導かれた感じですね。元々は歌手になりたくて沖縄アクターズに入って…。ただ、好きなことと必要とされる現場とは違うんだなというのを感じたこともあって、デビューした後に脱退したんです。自分は振り付けを作ったり、人に教えたりするという部分ですごく必要とされて、気が付いたら活動の中心がそこになっていました。でも、本当に好きなことに対して一生懸命に努力したから、自分にしかない道を見つけられたんだと思います」
――ブログ等を拝見していると、自身のご家族に向ける目線と生徒さんに向ける目線が近いなと思いました。
「それでスクールに“Family”ってつけたんです。スクールでチャンスをつかんだ子たちは喜んで送り出してあげる。自分の息子や娘もいつか絶対に巣立つときがくると思うんですけど、“いつでも帰れる場所があるよ”というのが家族だと思っているので」
新垣寿子
――そのDSA familyを立ち上げたきっかけは?
「以前は振り付けの仕事の傍ら、サークルとして近所の子を集めて、習い事の延長のような形で歌とダンスを教えていたんです。しかし、生徒のなかで“世界に通用するダンサーになりたい”とか、“もっと幅広い活動がしたい”という声がどんどん出てきて、私の中で眠っていた夢というか、成長した子供達をもっと高いフィールドに連れてってあげたいという想いが強くなって。そして秋山命さん(放送作家/脚本家)たちと出会って、スクールとしてやっていこうと思いました」
――夢を実現するためのバックアップも充実しています。
「開校して4ヵ月くらいなんですが、生徒たちの仕事もいろいろと決まってきて、活動の幅が広がっていることは喜びですね。今私の中で温めている子がいまして。彼女が15歳ぐらいになったら、黒木メイサさんや剛力彩芽さんみたいに、歌・ダンス・演技となんでもできるパフォーマーとして、基礎がしっかりした形で送り出せるんじゃないかと思っています。ちっちゃいときの満島ひかりさんに似ているんですよ」
――それは今後の成長が楽しみです。
「私の本当の強みは、沖縄アクターズスクール出身で、今現在大スターになっている人の幼少期を知っていることだと思うんです。山田優ちゃんも小学生のとき、身体のほとんどが脚!みたいな感じで。そういう子が大人になったら、こういうバランスに成長するというのも分かる。三浦大知が小学生のときの歌唱力も、実際に聴いて知っていますから。輝き方は一人ずつ皆違いますね。小学校のころからウワッて輝いている子もいれば、磨いて磨いて中学生ぐらいから急に輝きだすコもいて過程が違いますから、育成の方法も違ってきます」
――育成の際に大事にしていることは?
「その子の持ち味を最大限に活かしてあげることです。一つのやり方だけが正しいわけではなくて、人それぞれですから。ミュージシャン向きの子もいれば、ミュージカルや、映画に向いている子もいるので、いろんな場所で活躍できるように育てていきたいです。自分で決めた枠に押さえつけるようなやり方は良くないと思っています」
――そのための出口を幅広く用意しているんですね。
「どこか一つの事務所とだけ契約して、そこに合った子しかデビューできないというのが嫌だったんです。DSA familyでは、その子にあった事務所と業務提携して紹介できるので、いろいろな可能性を持った子にデビューのチャンスがあるんです。スクールにはおデブちゃんもいるんですが(笑)、強烈な印象を残すから、この子には何かがあると思う。いろんな個性や才能を持った子を、その子にあった事務所に送り出す。そういうのをプロデュースしていくのが好きなんですよ」
新垣寿子
――さまざまなジャンルの講師が連携しているのも特徴です。
「ダンス、歌、演技の各講師が互いに業務報告をし合って、私も時間の許す限りレッスンの様子をみて講師とお話をしています。受講生をトータルで見られるのもウチの特色です。一人で教えるとなったら限界がありますが、プログラムを講師同士で連携してチームで育成すれば、多彩な個性に対応できると思うんです」
――エンターテインメントの分野は全てが繋がっていると?
「『DSA』という名称は“Dancer・Singer・Actor”の頭文字をとっていますが、この3つは絶対に繋がっています。さらに格闘技やスポーツとも通じるものがあって、足腰がすごく大事という基本は同じなんです。一方で、表現力や感性の部分で言えば、今の子達は頭で考えて、ちゃんとしなくちゃいけないという教育を受けているので、“自由に踊っていいよ”っていうと何をしていいか分からないダンサーも多いんです。技術を教えるのは簡単なんですけど、感性を教えていくのは難しいんですね。ですから、ダンサーの子が演技を学ぶと内面から変われたり、役者の子がダンスを習うと音楽に乗って感性豊かに表現できたりということが期待できるんです」
――なるほど。少し話はそれますが、AKB48の公式チャンネルにアップされている『第2回AKB48グループドラフト会議』のドラフト生・荻野由佳さんのパフォーマンス映像を観ました。そこには、AKB48グループの振り付けを多数手掛け、ドラフト生のレッスンも担当した新垣さんが荻野さんの成長を見て涙ぐむ姿が映っています。ドラフトでNGT48に加入した荻野さんは、15期仮研究生でメンバーに入れず、バイトAKBの活動を経て、ドラフトに挑戦してやっと結果を出しました。こんなふうに報われなくても頑張って意志を貫く子には感情移入してしまいますか?
「観ましたか(笑)。たぶん私も元々はスクール生で、普通の子だったところから一生懸命努力してきたので、感情移入しちゃったと思うんです。私がその時にAKB48のドラフト生に言い続けていたのは、一回とにかくナンバーワンを目指してくださいということ。端でもいいとか、とりあえずここにいられるだけで満足という気持ちでは絶対に受からないから、とにかくまずは“絶対に私は一番になる”と。そうやって一番を目指した人が、必ず自分だけのオンリーワンの場所を見つけることが出来る。ナンバーワンを目指すことでオンリーワンが見つかるので、もっと死ぬ気で努力しなさいと言っていたんです」
――今、デビューを目指している人に伝えたいことは?
「自分が本当にやりたいと思ったら、諦めずに貫き通してほしい。あとは、人と違うことをやることを恐れないでほしい。隣の子と同じ色が安心って言っている間は、やっぱり挑戦はできないんじゃないかな。違っても全然私は平気、私は私って思える心をしっかり持ってほしいと思います」
――本当にやりたいことをDSA familyに入って見つけられたらいいですね。
「DSA familyは、その子にしか出せない色をしっかりと引き出したいと考えています。本気でやりたいという子は、しっかりこちらも本気で見ていきたいので、そういう子に来てもらいたいです。才能の無い子はいないと思う。必ずみんな自分だけにしか出せない色、ダイヤの原石を持っているので、それを磨いていってあげられる講師であり続けたいと思っています」
DSA familyの養成システム
入校生はスキルアップの過程を経て、系列プロダクションに所属できる他、随時芸能プロダクション約30社へのコンベンション&オーディションに推薦。育成中に『光る才能』が見えた時にはドラマ、映画、雑誌のオーディションにも参加していく。
コース・カリキュラム
養成クラス
養成クラスでは、各志望に合わせたコースを選択し、専門講師によるレッスンを受講。1回2時間×4週のレッスン(※ヴォーカルコースは1回1時間)。オーディションの結果を基に5〜15歳までのクラスと15歳以上のクラスに分かれ、「初級」「中級」「上級」「プロフェッショナル」と各レベルに応じて振り分けられるので、それぞれの進度に合ったレッスンが受けられる。
〇俳優・タレントコース
演技レッスン/ダンス(体を動かすトレーニング)/表現(殺陣、カメラ前表現、オーディションの受け方)/ゲスト講師(秋山命,他映画監督、現ドラマプロデューサーなどによる講座)/ショートムービー等の制作
〇声優コース
アフレコ/演技レッスン/表現(発声等)/ゲスト講師(声優、漫画家などによる講座)
〇モデルコース
ウォーキング/ヨガ/ポージング/ダンス/表現/ゲスト講師(メイク、スタイリスト他などによる講座)
〇ヴォーカルコース
発声練習/リズムトレーニング/洋楽、邦楽の歌唱/振り付け/ステージパフォーマンス
ダンスクラス
5〜15歳までのクラスと15歳以上のクラスに分かれてレッスンを実施。1回1時間、プロの振付師やダンサーからJAZZをメインにHIPHOP等、基礎から応用までのレッスンを受けられる。
充実の講師陣
ダンス講師
AI(川満愛)
沖縄アクターズスクールにてダンスを始める。ダンスインストラクター、 チームリーダーを務め、その後上京し数々のTV、ライブなどで活躍。2000年に渡米。"LiL 'AI"としての活躍が認められ、RAP界の大御所 "WARREN-G"、"KRS ONE"と「Let's GO(It's A Movement)」を リリース。現在はフィメール・ラッパーの第一人者としても活動中。
浅井 みどり(あさい・ みどり)
6歳にバレエを始め、さまざまなダンスを習得。20歳でNYのアポロシアターに立つ。 trf 、kinki kids、 globe、タッキー&翼、山下智久、KAT-TUN、安室奈美恵などのPVやバックダンサーや振付け、他にも劇団EXILE、宝塚花組、AKB48、大野智(嵐)主演舞台、亀梨和也(KAT-TUN)主演舞台の振付けも担当した。ダンススポーツとして2014年アジア大会にて、タンゴダンスの決勝に進出。
飯田 洋平(いいだ ・ようへい)
高校卒業後、本格的にダンスを学ぶ為L.Aへ単身留学しHip hop、Style Hip hop、Lock dance、House等、様々なジャンルを学ぶ。帰国後はインストラクターをする傍ら、ダンスイベント出演、ダンスバトル審査員、ファッションショー出演、アーティストのバックダンサー等を経験。現在は振付師として主にAKB48グループの振付、コンサート等に関わる。
2goo(ツーグー)
小学生の頃、沖縄アクターズスクールでダンスを始める。高校1年生から本格的にBBOYINGを開始。2007年にダンスチーム「FOUNDNATION」に出会いメンバー入り。ソロで様々なバトルで優勝を果たす。倖田來未ライブツアーや舞台、CMへの出演など活躍の場を広げている。
演技指導
柴 やすよ(しば・やすよ)
日本とアメリカを拠点に女優活動中。高校卒業後、アメリカのハリウッド演劇学校で4年間を演劇修行。2013年以降には、米映画『ウルヴァリン』や『Man From Reno』に出演。映画『Man From Reno』ではメイン役を演じLA映画祭などを3つの映画祭グランプリを受賞。現在、俳優やモデルなど、世界を目指す人達に英会話のレッスンも行っている。
高石紗也加(たかいし・さやか)
舞台を中心に女優として現役活動中、演劇の講師としては、現在実際活躍しているラリー・モス(レオナルド・ディカプリオ、ヒラリー・スワンク等)、エリック・モリス(ジョニー・デップ、ブラッド・ピット等)、バーナード・ヒラー(キャメロン・ディアス等)などの訓練方法を用いた訓練を実施。
たか ひろや(たか・ひろや)
2005年より自主制作映画に関わり始める。2006年短編作品『Primrose』を初監督。この作品が、ふかやインディーズフィルムフェスティバルでグランプリを獲得するなど、各映画祭で評価される。同年2作目となる監督短編作品『となりの子』が、松竹主催の短編映画際C’sNEXTで準グランプリを受賞。この受賞を受けて、2007年松竹製作による作品『はーもにか』を手がける。そして、2008年テレビ埼玉開局30周年記念作品『傘』において劇場長編デビューを果たす。
特別講師
俳優・タレントコース/榊英雄(さかき・ひでお)
俳優・映画監督。監督作品『捨てがたき人々』(2014年度公開/主演・大森南朋)が第26回東京国際映画祭コンペティション部門に出品。2015年は東映Vシネマ『流し屋 鉄平』(主演・寺島進)を監督。
ヴォーカルコース/榊 いずみ(さかき・いずみ)
1992年にソニーレコードから橘いずみとしてデビュー。鋭い言語感覚と叙情的な世界を同時に持つシンガー ソングライター。「失格」「永遠のパズル」「バニラ」「サルの歌」などのヒット曲はいまだに愛聴され、多くのフォロワーを生んでいる。2006年の結婚を機にアーティスト名を榊いずみに改名。アーティスト活動も20周年を迎えてなお、コンスタントなライブ活動、アルバムリリースを続けている。最近は夫である榊英雄監督映画作品(2014年公開、大森南朋主演『捨てがたき人々』等)のサウンドトラックも手がけ、ますます幅広い音楽活動の充実をみせている。2014年7月に10枚目のオリジナルアルバム「ほねのうずめ方」リリース。
レッスン時間、費用などの詳細は公式サイトで確認
http://dsa-f.com/
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