竹生企画 第3弾『火星の二人』、映画『となりの怪物くん』、ドラマ『特捜9』などに出演 - 池岡亮介×山田裕貴 D★DAYS Vol.122 | Deview-デビュー

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vol.122

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、この春に出演作を控える、池岡亮介くん&山田裕貴くんの同郷コンビが登場♪

池岡亮介×山田裕貴

撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子

池岡亮介×山田裕貴
池岡亮介
「(荒井)敦史とイケ(池岡)と一緒によくご飯行っていた。自分たちで『俺ら、三羽ガラス』って言いながらね(笑)」
――出会ったときのお互いの印象は、どんな感じだったのでしょう?
山田裕貴「昔はけっこうグループとしてのイベントとか今よりもあったから、(荒井)敦史とイケ(池岡)と一緒によくご飯行っていたよね」
池岡亮介「行ってた、行ってた! 自分たちで『俺ら、三羽ガラス』って言いながらね(笑)。あれ、裕貴さんが言い出したんだよ」
山田「そうだっけ? よくその3人でご飯とかカラオケとかに行ったりしていて。たまに前ちゃん(前山剛久)も参加していてね。カラオケでイケがよく、尾崎豊を歌っていたじゃない?」
池岡「そうそう。何年前だったかな。3、4年前くらい?」
山田「いや、2、3年前じゃない? うまく歌おうっていうよりも、イケの心からの叫びを聴いている感じで、それがすごく沁みたんだよねぇ。普段から、イケは自分の思いとかをストレートに言ってくるタイプじゃなかったから、なんかイケの心の奥底にあるものを感じ取れた気がして、繋がっている感があった(笑)。『卒業』のさ、<行儀よくまじめなんて出来やしなかった>ってフレーズが、なんかすごい池に合っていたんだよ」
池岡亮介×山田裕貴
山田裕貴
池岡「よく覚えてるね(笑)。裕貴さん、記憶力すごいよね!」
山田「それだけ印象的だったってことだよ」
――初対面のときの印象は覚えていますか。
池岡「僕は覚えています。レッスンで会ったんですよ、確か。当時、裕貴さんはパーマをかけていて。忍者になりたがってましたよね?」
山田「うん。今でもそう思っているよ」
池岡亮介×山田裕貴
――“忍者になりたい”とは!?
池岡「裕貴さんは忍者を意識した黒ずくめの格好をしていて。当時、上京したての16歳くらいの僕からしたら、“芸能界って、こういう人がいっぱいいるのかな!?”って衝撃でした(笑)。本気で忍者を目指すような人が集まる世界なんだ!?って」
山田「めっちゃピュアやん(笑)。僕は変わってないですね、言ってことが。マジ忍者になりたいって言っていたのは、ちなみに、本物の忍者じゃなくて、演じたいってことだからね!? 本気で忍者を目指してたら、伊賀か甲賀に行くよ(笑)」
池岡「体つきもしっかりしていたしね」
山田「いや、別に本当の忍者になるために鍛えていたんじゃないから(笑)。昔、オダギリジョーさんと仲間由紀恵さんが出ていた『SHINOBI』という映画を観て、憧れていたんだよね。中学のときにお小遣いを貯めて、はじめて自分で買ったDVDで。確か、映画の公開日が自分の誕生日だったこともあって、運命を感じる大好きな作品なんです。それで『忍者になりたい』って言っていたんだと思う」
池岡亮介×山田裕貴
池岡「当時のレッスンで、講師の方からニックネームがつけられるっていうのがあって、裕貴さんは『ニンニン』って呼ばれてましたもんね」
山田「そうそう! イケはなんだった?」
池岡「太郎でした」
山田「そうだ!(笑)。あとは地元が同じだから、通っていた高校が近いとか、そういう話をしていたよね。もしかしたら、すれ違っていたかもしれないね〜って」
池岡亮介×山田裕貴
池岡亮介
――やっぱり、地元が一緒ということあって、わりとすぐに仲良くなった?
山田「そうですね。イケの当時の印象としては、なんで、この子はこんなに堂々としているんだろう!?って。僕はすごく緊張していたんだけど、イケは高校生なのに落ち着いてるように見えたから、この子、すごいなって思っていました」
池岡「いや、緊張はしていましたよ。もともと、人見知りですしね。でも、頑張らなきゃいけないっていう気持ちが大きかったから、そう見えたのかも。僕としては、裕貴さんみたいに“緊張してます”っていうのを素直に表に出すところは、当時から羨ましいなって思っていました」
山田「あ、待って! イケのこと、オーディションのときから知っていたわ。現場にチケットもぎりとかで手伝いに行っていたから。あれがイケを見た初めての時だ。特技披露でバスケットボールやっていたよね? その印象が強かったな」
池岡亮介×山田裕貴
山田裕貴
――それぞれの作品で役者として印象に残っているのは?
山田「Dステの『柔道少年』かな。イケはコメディができる俳優だなと思っていて、しかもそれがちゃんと面白い。やりすぎちゃって面白くなくなっちゃうとか、あったりするけど、イケはそこをうまいバランスでやれている役者だなって思う。D-BOYSの中でも、感性がちょっと異色なんだよね。ほかに居ないタイプだし、掴める雲っていうイメージかな」
池岡「え? どういうこと!?」
山田「手で掴めるんだけど、雲だから、実感がないっていう感じ。羨ましい部分でもある。ミステリアスなんだよね」
池岡「裕貴さんはビジョンもしっかりしているし、そういうものをちゃんと体言できる人っていうイメージがずっとある。常に元気っていうわけじゃないとは思うんですが、傍目には、そう見える。そんな風に印象づけられるのって、すごいと思うんですよね。映像作品もたくさん出ていますが、僕は舞台『宮本武蔵(完全版)』が印象に残っていて。アンニュイでシュールな感じをとても繊細に演じていて。本当に、毎回、演じる役によって変わりますよね。そこがすごいなって思います」
山田「め、めっちゃ褒めてくれるやん!」
池岡亮介×山田裕貴
――(笑)。では、そんなお二人の最新のお仕事情報も。
山田「イケが今度出る舞台『火星の二人』は、すごくおもしろそうだね!」
池岡「ありがとうございます。竹中直人さんと生瀬勝久さんのユニットの竹生企画の第三弾なんですが、オーディションで出演が決まったんです。オーディションのときに部屋に入ったら、演出の倉持裕さんの隣に竹中さんと生瀬さんもいらっしゃっていて。僕らにはお二人がオーディションにいらっしゃるということは知らされてなったので、びっくりしました。オーディションはいつでも緊張感あるんですが、今回はお二人がいたことで、さらにその緊張がピークに達して……。でも、そうしたら逆に落ち着けたんですよね。むしろ、先輩の役者さんが観てくださっているという安心感があって。オーディションによっては後悔したり、何かしらの想いを会場に残してきてしまうことがあるんですが、このときは、自分の中ではやり切った感を感じていて。後日、出演が決まったという話をいただいて、すごく嬉しかったです。共演者も実力派の方々ばかりで、今はひたすら緊張しながらの稽古ですが、僕がこの作品でできることを模索しつつ、いいものをお届けしたいなと思っています」
池岡亮介×山田裕貴
山田「どんな役なの?」
池岡「竹中さんが僕のお父さん役で、とある大事故から奇跡の生還を果たすんです。そのことをキッカケに、それまで俳優を目指して反発していた僕の役が、急に父親に従順になって、人が変わってしまうんです。自立へ向かっていく学生なりの気持ちとか、自分とリンクするところが結構あると感じています」
山田「役とリンクしていたりすると、(役に)受かったり、シーン的にクローズアップされたりっていうのはあるよね。自分が本当に言いたかった台詞そのままだったり、脚本家さんが『山田さんに言わせたかった』と言ってくれたりとかね。役とシンクロすることはけっこうある」
池岡「役柄を通して、“自分は演出家や脚本家さんから見て、こういう印象なのかな”って思うことはありますよね。自分しか知らない自分のことが、たまに台本に書いてあったりすると、すごく恥ずかしい(笑)。“あれ、バレてるじゃん!”って」
池岡亮介×山田裕貴
――そういうこともあるんですね。
山田「僕の場合は幅が広くて、たまに、すごいイケメンキャラが来たりすると、何なんだろう!?ってなる(笑)」
池岡「では、裕貴さんの最新のイケメンキャラの話をしましょうよ(笑)」
山田「ありがとう(笑)。映画『となりの怪物くん』では、イケメンキャラのヤマケン(山口賢二)をやらせていただいています。驚いたのは、『ストロボ・エッジ』で演じた安堂拓海と同じ、『人の気持ちは変わるんだよ』っていうセリフを言うんです。自分は、この台詞の宣教師なのか!?っていう」
池岡「実際、そう思っているの?」
山田「思っているね(笑)。特に女性に対して。女の人の気持ちって変わりやすいなって〜。いや、それはともかく(笑)、『ストロボ〜』以来のイケメンポジションで。人気原作の実写化ということもあるので、原作ファンの方の不安を少しでも減らせるよう、ビジュアルも寄せたいと提案したりして。ヤマケンが出てくるところは全部、重要なシーンなんですが、ピークを最後に持ってくるよう、バランスを考えて芝居をしました」
池岡亮介×山田裕貴
――4月には『となりの怪物くん』とはまったく別の雰囲気の『闇金ドッグス8』も公開、そしてドラマ『特捜9』への出演も決まっています。
山田「今回の『闇金ドッグス8』は、(山田が演じる主人公の)忠臣のバックボーンとかではなく、債務者側のドラマがすごく描かれています。これまでのシリーズ史上、一番のダメ人間なんじゃないかなと。生活保護を不正受給して派手な生活を送っている家族の話なんですが、けっこうヘビーな内容になっているので、みなさんが映画を観終わったあとにどういう空気になるのか、楽しみですね。あと人気シリーズの『警視庁捜査一課9係』が、4月から『特捜9』として生まれ変わって、若手の熱血刑事・新藤亮役をやります! 井ノ原(快彦)さんが演じる浅輪直樹のバディなんですが、せっかちで効率重視な性格の新人刑事です。このキャラクターには、なにか裏があるのかな? もしかして、そうならざるを得ない重い過去を背負っているのかな…?とか、いろいろと妄想していたんです。それで、スタッフさんにそんな話をしたら、『いや、一切ない。単なるそういう性格だ』と言われて、より難しさを感じました(笑)。井ノ原さんはじめ、すごい役者さんたちと芝居ができるのが嬉しいので、全力で食らいついていきますよ!」
池岡亮介 池岡亮介
いけおか・りょうすけ
1993年9月3日生まれ、愛知県出身。近年の主な出演作に、舞台/リーディングドラマ『シスター』、『柔道少年』、『関数ドミノ』、ドラマ/『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(KTV)、『沈黙法廷』、『本日は、お日柄もよく』(WOWOW)など。
山田裕貴 山田裕貴
やまだ・ゆうき
1990年9月18日生まれ、愛知県出身。4月11日スタートのドラマ『特捜9』(EX)に出演が決定。シリーズ作である『闇金ドッグス8』が4月14日、『闇金ドッグス9』が5月19日に公開。そのほか、『万引き家族』(6月8日公開)、『虹色DAYS』(7月6日公開)、主演映画『あの頃、君を追いかけた』(今秋公開)が控える。
D-BOYS池岡亮介&山田裕貴、この春に“デビューしたいこと”を発表!
「火星の二人」
竹生企画第3弾『火星の二人』
4月10日(火)〜25日(水) シアタークリエ
ほか、大阪、愛知、富山、石川、長野、宮城、岩手、栃木、新潟、香川、広島、鹿児島、長崎、福岡にて全国公演予定
屈指の超個性派俳優であり、クリエイターでもある竹中・生瀬二人のユニット「竹生企画」の第三弾公演。
大事故から奇跡的に生き延びた男(竹中直人)は事故の後、別人のように生きる気力を失っていた。そして彼の息子(池岡亮介)も人が変わったようになり、その恋人(上白石萌音)は悩んでいた。そこに、やはり同じ事故から生還した男(生瀬勝久)が訪ねて来る。
生死の境が曖昧になってしまった男と、同じ経験からむしろ活力をみなぎらせている男の、恐るべき因縁……そんな二人の果てしなき口論から垣間見える、生き抜くことを巡る物語。
「となりの怪物くん」
「となりの怪物くん」
映画『となりの怪物くん』
4月27日全国ロードショー
累計発行部数610万部突破の人気漫画『となりの怪物くん』が、菅田将暉×土屋太鳳のW主演で実写映画化。
友達も全くいない、恋もしたことのないガリ勉・冷血な女子高生が、となりの席の問題児男子に、ふとしたことがきっかけで唐突に告白されたことから始まる物語。初めての友達、初めての恋、初めてのキス、初めてのケンカ、初めての三角関係…。
何もかもが「初めて」同士の二人を中心とした、まっすぐだけど不器用な登場人物たちが織りなす繊細なヒューマンドラマが、女子高生だけではなく多くの層から支持を集めている。

©2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 
©ろびこ/講談社
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2018年4月30日(月・祝)23時59分まで。

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