小出早織(こいで・さおり)
1988年5月29日生まれ
02年「Push!」合格スターダストプロモーション合格
★.。.:*・゜:*・゜
◆成長できたオーディション◆
私は中学1年生のときに「Push!」に応募して、そのときに編集部からの紹介で、映画監督の河瀬直美監督のオーディションを受けたのですが、自分が成長できたオーディションといえば、それが一番でしたね。
河瀬監督のオーディションでは、自分の身体を使って演じるということと、とてつもなく集中力が必要だったことを覚えています。監督のオーディションは本当に長いんですよ。
最終オーディションでは、10人くらいに絞られて審査を受けて部屋を出て、今度は3人呼ばれて、という感じでほぼ一日かかりました。演技審査では主人公の男の子と一緒に即興劇をしました。二人で海辺に座っていて『いろんなことを話してください』と課題を出されました。台本がなかったことが逆によかったと思います。
面接では、一人ひとりとしっかり話をしてもらえて、こんなに自分のことを受け止めてくれる大人がいたんんだと、はじめて感じました。あんなに濃密なオーディションはなかったです。あのオーディションを思い出すと、中学生のときの胸の熱さがよみがえってきます。
大人になるにつれて、まっすぐなものが見えなくなってくるんですよね。でも純粋にお芝居が好きだとか、お芝居は楽しいんだとか、そういう思いが自分の中にあると、迷いがなくなるんです。
★.。.:*・゜:*・゜
◆読者へのメッセージ◆
私にとって、これまでオーディヨンとともに大きかったものは事務所の演技レッスンです。
演技の基礎や、この世界の常識を教えられた場なんですね。私が今あるのはレッスンをずっと受けてきて、身につけてきたものの積み重ねのおかげ。悩んだときにも土台があることで、気持ちがしっかりとするんです。
最近レッスンの先生と話したんですけど、やっぱり最初から出来る子っているんですよ。でも私はできない子だった。できない子は頑張るしかないんですよね。そういう時に『自分は自分』と割りきるしかないんですよね。『誠実に頑張る』ということにつきると思いますね。
お仕事を始めて6年になりますが、ちょっとずつなんですけど、積み上げてきたものがつながっているということがあるんですよね。最近出たショートムービーの仕事では、監督さんが『帰ってきた時効警察』をみて目に留めてくださって、キャスティングしてくださったらしくて。
読者の皆さんには、きっと胸に熱い思いがあると思うんですけど、今の思いはあとから振り返ったときに原点になると思いますので、それを大切にして、誠実に努力してほしいですね。
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1988年5月29日生まれ
02年「Push!」合格スターダストプロモーション合格
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◆成長できたオーディション◆
私は中学1年生のときに「Push!」に応募して、そのときに編集部からの紹介で、映画監督の河瀬直美監督のオーディションを受けたのですが、自分が成長できたオーディションといえば、それが一番でしたね。
河瀬監督のオーディションでは、自分の身体を使って演じるということと、とてつもなく集中力が必要だったことを覚えています。監督のオーディションは本当に長いんですよ。
最終オーディションでは、10人くらいに絞られて審査を受けて部屋を出て、今度は3人呼ばれて、という感じでほぼ一日かかりました。演技審査では主人公の男の子と一緒に即興劇をしました。二人で海辺に座っていて『いろんなことを話してください』と課題を出されました。台本がなかったことが逆によかったと思います。
面接では、一人ひとりとしっかり話をしてもらえて、こんなに自分のことを受け止めてくれる大人がいたんんだと、はじめて感じました。あんなに濃密なオーディションはなかったです。あのオーディションを思い出すと、中学生のときの胸の熱さがよみがえってきます。
大人になるにつれて、まっすぐなものが見えなくなってくるんですよね。でも純粋にお芝居が好きだとか、お芝居は楽しいんだとか、そういう思いが自分の中にあると、迷いがなくなるんです。
★.。.:*・゜:*・゜
◆読者へのメッセージ◆
私にとって、これまでオーディヨンとともに大きかったものは事務所の演技レッスンです。
演技の基礎や、この世界の常識を教えられた場なんですね。私が今あるのはレッスンをずっと受けてきて、身につけてきたものの積み重ねのおかげ。悩んだときにも土台があることで、気持ちがしっかりとするんです。
最近レッスンの先生と話したんですけど、やっぱり最初から出来る子っているんですよ。でも私はできない子だった。できない子は頑張るしかないんですよね。そういう時に『自分は自分』と割りきるしかないんですよね。『誠実に頑張る』ということにつきると思いますね。
お仕事を始めて6年になりますが、ちょっとずつなんですけど、積み上げてきたものがつながっているということがあるんですよね。最近出たショートムービーの仕事では、監督さんが『帰ってきた時効警察』をみて目に留めてくださって、キャスティングしてくださったらしくて。
読者の皆さんには、きっと胸に熱い思いがあると思うんですけど、今の思いはあとから振り返ったときに原点になると思いますので、それを大切にして、誠実に努力してほしいですね。
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