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伝説のﾛｯｸｽﾀｰ｢hide｣の遺した作品をﾐｭｰｼﾞｶﾙ化｡｢ROCKな魂｣のある人大募集

hideを知らない世代も曲を聴いて共感するものがあったら応募を

今年5月2日､東京･築地本願寺に3万5千人もの一般弔問が列 をなした｡衝撃の死から幾年を経てもなお､多くのﾌｧﾝの心に生 き続ける伝説のﾛｯｸｽﾀｰ､hide｡その十三回忌という節目の今年､彼が遺した数々の楽曲をﾓﾁｰﾌとしたROCKﾐｭｰｼﾞ ｶﾙの構想が立ち上がった｡

生前よりﾐｭｰｼﾞｶﾙに並々ならぬ関心を持っていたというhide｡その感性は､斬新なﾋﾞｼﾞｭｱﾙとｱｲﾃﾞｱを凝らしたｽﾃｰｼﾞやPVにも垣間みられる｡ﾐｭｰｼﾞｶﾙのﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽをするｱﾄﾘｴ･ﾀﾞﾝｶﾝのｽﾀｯﾌは､そのﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを｢演劇的で幻想的で哲学的｡まるで上質な戯曲を読んでいるかのよう｣と語る｡
　ﾐｭｰｼﾞｶﾙのｽﾄｰﾘｰはｵﾘｼﾞﾅﾙだが､｢hideさんが音楽を通じて伝えたかったであろう遺志を盛り込みたい｣とのこと｡ﾒｲﾝ3名は後日発表されるが､そのほかのｷｬｽﾄはｵｰﾃﾞｨｼｮﾝで選ぶ意向だ｡
　使用楽曲はﾀｲﾄﾙでもある｢ﾋﾟﾝｸｽﾊﾟｲﾀﾞｰ｣ほか20曲前後｡音楽監督はhideの音楽制作に欠かせないﾊﾟｰﾄﾅｰだったiNAが務める｡

　応募者の中にはhideを知らない世代も多いだろうが､｢一曲でいいから聞いて欲しい｣とｽﾀｯﾌ｡｢そして共感するものがあったら､その思いを聞かせて下さい｡歌や踊りの技術も重要です
が､伝えたいという強い気持ちを持った方の応募を待ってます｣

2011年の十三回忌に向けて様々な企画が進行中｡いまも色あせないhideの作品に触れてみよう

ｸﾓの糸が広がるように､没後13年を経てもﾌｧﾝを増やし続けるhide｡今年は全音源120曲を収めたUSBﾒﾓﾘｰや､両面に写真を施したﾋﾟｸﾁｬｰﾚｺｰﾄﾞが発売｡また実弟が綴った『兄弟　追憶のhide』や､ｵﾌｼｮｯﾄなどを収めた『Pinky Promise』といった書籍が出版され､十三回忌に向けて追悼ﾑｰﾄﾞが高まっている｡