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2026/10/12 12:01

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7年振りに芸能界復帰のIカップ・林未珠、自身の体験を元にした主演映画『THE COVER GIRL』を語る 毒親に支配されるグラビアアイドル役「この映画を作って解放されました」

林未珠(C)Deview
林未珠(C)Deview

 7年振りに芸能活動復帰し、写真集『富士山』も好調な俳優・林未珠。彼女自身の経験を元にした主演映画『THE COVER GIRL』(小林勇貴監督)が12月5日から11日まで新宿・K's cinemaで上映される。毒親の支配を振り切って芸能界に復活、主演映画を経て俳優として新たな段階に進んだという彼女に、その想いを聞いた。

■林未珠×小林勇貴監督インタビュー

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――完成した作品はご覧になりましたか?

【林未珠】「編集の段階でもちょくちょく見ていましたし、試写会でも観たんですが…第一声は、とんでもない映画になったなと」

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――今作を作ることになったきっかけは?

【林未珠】「私、芸能界に7年ぶりに復帰したんです。小林監督は私がデビューした当時くらいからお世話になっていた方で、復帰した時、“久しぶりに飲んで話そう”ということになったんです。私も一緒に仕事したいという気持ちもあって、色々と話す中で“映画やろうよ”ということになったんです。空白の7年間について、母親が支配的な毒親で、今は絶縁していてという話もして。最初はグラビアのわかりやすい映画をという話もしていたんですが、やっぱり毒親のエピソードを入れようということになって、監督がさらに深くヒアリングして脚本を作ってくださって、そこからこんな映画ができました」

――林さんの実体験から脚本の構想ができたんですね。

【小林勇貴】「監督として、過激で極端な世界を描くことをよくやるんです。かつて母親とのトラブルがあったけど、今は芸能界に復帰して頑張っていこうとしているという話を聞いた時、私はちょっと意地悪なところがあるので“じゃあ、今ママが来たらどうなっちゃうの?”っていうところから話を広げていきました。過去に彼女が受けた嫌なことを、映画の中ではまさにこれから起きるという出来事に変えました。これから新たに羽ばたこうとしている時に、もう一度支配しに来ようとするっていう」

――それは今リアルでは大丈夫ですか?

【林未珠】「もう全然大丈夫です(笑)。リアルに今やられたら嫌ですけど、いやいや、リアルに起きないかな…いや、でもドキドキします(笑)。この作品が12月に劇場公開されて、母親がしれっと観に来てる可能性もなくはないな。でもなんなら観てほしいなという思いはちょっとあります。この作品を作れたことで、今私は寛容になっているので」

――映画を制作する作業の中で、そういう気持ちになれたんですね。

【林未珠】「そうですね。元々はもう本当に関わりたくないし、バレたらどうしようって結構怖かったんですけど、この作品をやってから逆に振り切れたというか」

【小林勇貴】「今の人格になれたのって、『THE COVER GIRL』が終わってからだよね」

【林未珠】「終わってからですね。やっと母の呪縛から解き放たれたという感じです。それまではもっと萎縮している感じが残っていて。復帰して初めてのお芝居が主演映画っていうのでプレッシャーもすごかったですし、解放されている感じはなかったので」

【小林勇貴】「こんなに覇気もなかったし、喋れるようになったし、すごく変わりましたね」

――映画のセラピー効果を感じますね。

【林未珠】「撮影にインする前のお祓いの時もずたぼろに泣いてました。撮影期間中、私は監督と距離を置こうと思って、自分から喧嘩を売って、自分を追い込んだんです。役も追い込まれるような役だったので。10年近い関係性があるから頼ったり、甘えたりしないようにしたのかもしれないです。撮影前にたくさんインタビューをしてくれたんですけど、その時は過去の話をして、思い出して泣いていたんですが、今は全く泣かなくなりました。心情の変化も感じますし、ほかの仕事をする時も、表情変わったなと思います。私、こんな風に強く生きれるんだっていうことをすごく実感しました」

――自分の心にどこか蓋をしていたんですかね。

【林未珠】「絶対に蓋をしてました。10代の頃もお芝居や芸能活動をしていたんですけど、その時も全部萎縮したお芝居しかできてなくて。それが自分の中で悩みだったんですけど、今自分を縛るものが全くない状態でお芝居をしたら、全然違うんだという解放感がありました」

――映画の中でのエピソードには実際に近いものを取り込まれたんですか?

【林未珠】「根源的な支配という部分ですかね。20歳の頃に絶縁すると言って家を出ましたが、しばらくは母親からも“私から逃れられると思うなよ”と脅されていたので、そういうところは重なっています」

――もともと芸能活動をスタートしたのもお母さんがきっかけなんですか?

「幼少期からミュージカルや映画に連れて行かれたり、ディープなエンタメに関わらせようとする母親だったんです。私が20歳になった日にストリップに連れて行くするようなぶっ飛んだ人で。芸能をやらせたいという気持ちが強くて、小さい時から洗脳していたって言われたんですけど、今はこうして芸能の仕事をさせてもらってるんで、結果的にはすごく良かったなとは思うんです」

――芸能活動をしている間も、母親の管理が強かったんですか。

【林未珠】「仕事に全部母親がついてきたり、出来上がった作品や舞台も絶対観に来るんですが、褒められたことは一度もなくて、絶対全部ダメ出しをするんです。私も何をどうしたらいいか分からなくなって、楽しくなくなっちゃうというか。何かする度に母になんて言われるんだろう、怖いなという気持ちが先に来ちゃって、萎縮してしまっていました」

――そこから関係を断つという行動に踏み切れたのは何故ですか?

【林未珠】「20歳の時に家を出たんですが、成人しているのに自分の意思がなかったり、自分の意見を言えなくなっていたら、本当に自分がなくなっちゃう、自分でいられなくなっちゃうという危機を感じたんです。だから物理的に離れるということをしないと変わらないと思って、最低限の荷物だけ持って家を出たんです」

――でもその後にモラハラ彼氏に捕まってしまったと…。

【林未珠】「母親からやっと解き放たれたと思ったら、モラハラの彼氏に捕まってしまって、5年間誰にも連絡できない監禁生活を送っていたので、また時間を費やしてしまったんです…」

【小林勇貴】「それでも芸能界に復帰して、すぐ主演映画を撮るというのがすごくない?そんな苦しい期間があってシャバに出てきたら、主演映画の話が来ても、今すぐは自信もないし、コツコツとレッスンを受けるのでまたお声掛けくださいということになるかもしれない。でもそんなことを言っていると絶対にチャンスはつかめないし、もうチャンスも来ないかもしれない。勇気持ってチャンスをつかみに行ったことで、結果的には良い方向に向かっている」

――彼女の経験を通じたお話の中で、どんな部分をクローズアップしたいと思ったんですか?

【小林勇貴】「『THE COVER GIRL』は、毒親からの支配や、認められたい、売れたいというドロドロしたものが渦巻く話なので、主人公はそこに振り回されて心がドロドロのぐちゃぐちゃになっていくところを誠実に表現してくれたらと思っているんです。この作品は別に業界の闇を暴くとか、母親の問題を追及するとかいう目的は私には無くて、今日本中にあるちょっと嫌な雰囲気に対して違和感を持ってもらえたらと思っているんです」

――そういう嫌な雰囲気は、会社や家庭、学校の中にもあって、誰しも大なり小なり抱えているので、多くの人に刺さるかも知れないですね。

【小林勇貴】「ある環境に置かれた時に極端な選択をしてしまって、それが問題に発展するという出来事を、誠実に演じてくれたなと思います」

――この作品をどんな人に見てほしいと思いますか?

【林未珠】「自分と同じような苦しい思いをしている子って、意外と多いなと思うんです。今虐待で保護されている子どもも増えてるので、私が今こうやって明るく生きていけていることで、勇気付けられたらいいなと思います」

――この10月には事務所の移籍も発表して、心機一転して活動していくことになりますが、今後、どんな活動をしたいと思っていますか?

【林未珠】「こんなに明るくなれましたし、肝が強い感じになったので、グラビアでもちょっと強気な女性に見られる表現ができたり、バラエティでもいろんなことをお話できるような仕事もできたらいいなって思います。そして今回の映画でお芝居の幅が広がったと思いますし、明るい役でもトリッキーな役でもできるという自信につながったので、幅広い役を演じたいと思っています」

――これから芸能の世界を目指す人に向けて、ご自身の体験を踏まえてメッセージをいただけますか?

【林未珠】「私自身、高校生のときにデビューして、20歳まで一度芸能界にいたんですけど、その頃は全然お仕事も無くてくすぶってるなって感じていて、家庭環境もあって萎縮して過ごしてきました。今28歳で、7年ぶりに芸能界に復帰してみて、一度辞めてもやりたいことをやろうって思った時、年齢も全然関係なく強い意思があったらできると思います。私は、10年前からお世話になっていた監督と再会するなど運も良かったなと思うんですけど、自分で行動することがすごく大切だと思います。これからデビューする子や、お仕事をもっと欲しい、頑張りたいという子たちは、とにかく行動して、アグレッシブに、自分信じて突き進んでほしいなって思います。

●林未珠(はやし・みじゅ)
生年月日:1998年4月18日
サイズ:B91(Iカップ) W57 H86 S22.5
特技:家事全般、ダンス
趣味:サウナ、お酒、ゴルフ、美術品鑑賞、競馬
資格:秘書検定2級
不動産会社の正社員として働きながら活動。2026年5月に1st写真集『富士山』(双葉社)が話題に。今冬には主演映画「THE COVER GIRL」も公開。ファンクラブプラットフォーム「ミーミューズ(Mi-muse by Mi-glamu)」でファンクラブも開設中

●小林勇貴監督
『孤高の遠吠』(2015年)『全員死刑』(2017年)『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』(2019年)などを手掛ける。

■映画『THE COVER GIRL』
2026年12月5日〜11日新宿 K's cinemaにてレイトショー上映!

あらすじ
グラビアアイドルとして成功を夢見る一人の新人グラドル、麦ゆりな。
念願だった雑誌の表紙を飾ることが決まり、ようやく掴みかけた成功への第一歩。
しかし、そんな彼女の前に突然現れたのは、かつて絶縁した母親だった。
娘の成功を知るや否や、再びその人生に入り込み、あらゆることに干渉し始める母親。
「あなたのため」という愛情を盾に、娘の仕事も、人間関係も、未来さえも支配しようとする。
華やかなグラビア業界の裏側で渦巻く熾烈な競争と、逃れたはずの母親による執着。
成功のために、何を差し出すのか。
愛されるために、何を犠牲にするのか。
表紙をめぐる争いは、やがて母娘の歪んだ愛情を巻き込み、取り返しのつかない狂気へと加速していく。

映画『THE COVER GIRL』
監督:小林勇貴
主演:林未珠
出演:金子みひろ 上枝恵美加 原つむぎ 
製作:株式会社GINMAK アイエス・フィールド
配給:ハイエンドプロダクション

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  • 映画『THE COVER GIRL』のフライヤー

  • 映画『THE COVER GIRL』より

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