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2025/09/04 19:02
主演・北川景子×監督・内田英治『ナイトフラワー』本予告編&本ポスター解禁、幸せを求めて危険な世界に足を踏み入れるヒューマンサスペンス
俳優の北川景子が主演を務める映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)より、本予告編と本ポスターが解禁された。
原案・脚本・監督を務めるのは、トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描いた『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督。内田監督自ら“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供たちの夢を叶えるため、ドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマンサスペンス。
主人公・永島夏希を演じる北川は、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演。夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を、Netflixの『全裸監督』シリーズ、『シティーハンター』やNHK連続テレビ小説『虎に翼』などで注目を集める森田望智が演じる。
また、共演にはSnow Manの佐久間大介、本作で俳優デビューを飾る人気バンドSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太、さらに、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研ら、個性的かつ魅力的な布陣が揃う。
解禁された本予告編は、子供の前で、夏希が絞り出すような声で泣き崩れるシーンから始まる。苦しい生活を送る母親・夏希と、孤独を抱える格闘家・多摩恵の2人が出会い、ドラッグの売人として生きていくことを決めた瞬間が映し出されている。危険な世界に足を踏み入れた夏希の思いはただひとつ「子供達に夢を見させてあげたい」ということ。その決意は固く、渋谷演じる街の麻薬密売の元締め・サトウに「もっと稼ぎたい」と直談判するシーンも。そんな夏希を値踏みするようなサトウの怪しい視線、そして「今がどれだけヤバイ状況かわかってんだろ!」と佐久間演じる多摩恵の幼馴染・海が声を荒げるシーンが、2人が後戻りできない状況であることを匂わせ、物語の緊迫感を煽る。
本ビジュアルは、互いに孤独だった夏希と多摩恵が出会い、肩を組みながら、弾けるような笑顔で街を駆け抜ける一瞬が切り取られている。キャッチコピーに掲げられた「ふたつの孤独、ひとつの運命」という言葉と重なり合うことで、その笑顔がどこか刹那的にも見えるビジュアルだ。また二人の笑顔とは対照的な、切ない表情で見守る海&冷徹な眼差しを向けるサトウの写真が加わり、胸の奥にざらついた気持ちを残す。
さらに、エンディングテーマを世界的ピアニストの角野隼斗が手掛けることも明らかとなった。
【作品概要】
映画『ナイトフラワー』11月28日公開
■原案・脚本・監督:内田英治
■音楽:小林洋平
■エンディングテーマ:角野隼斗『Spring Lullaby』(Sony Classical International)
■出演:北川景子 森田望智 佐久間大介(Snow Man) 渋谷龍太/渋川清彦 池内博之/田中麗奈 光石研
■製作:『ナイトフラワー』製作委員会
■配給:松竹
PG-12 (本編124分)
<ストーリー>
借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希は、昼夜問わず働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ狂い出す――。