ニュース
2025/07/14 12:27
25周年記念作品の舞台は“55年後の未来の万国博覧会”、劇団・電動夏子安置システム第48回本公演『パビリオンをください』が間もなく開幕
“笑えるのに、なぜか考えさせられる”…そんな独自のスタイル「ロジカル・コメディ」で知られる劇団・電動夏子安置システムが、結成25周年を迎える今年、第48回本公演『パビリオンをください』を2025年7月25日(金)〜29日(火)に赤坂レッドシアターで上演する。
今作の舞台は、55年後の未来。とはいえ、そこにあるのは飛躍的な進化ではなく、「なんとなく今と変わらない」社会。そんな時代に、再び万国博覧会が開催される。物語は、その一角に設けられた“未来共生Labo”というパビリオンをめぐって展開される。
展示内容は「情報技術」「人類工学」「宇宙開発」の3ブース。100年後の未来をシミュレートする壮大なスケールのはずが、開幕を目前にして事態は次々と転がり出す。未来予測システムが殺人現場を映し出し、ヒューマノイドが逃げ出し、果ては火星人がやってくる……。
極めつけは、聞いたこともない国からの突然の申し出。「パビリオンをください」。と言われても、それどころではないのに。会場は混乱の渦へと突入する。
脚本・演出を手がけるのは、劇団主宰の竹田哲士。理不尽な状況に翻弄されながらも、何とか状況を打破しようと足掻く人々を描き、そこに知的で不条理な笑いを重ねていく作劇スタイルは、観客の知性と想像力を刺激する“脳みそをすごく使った!ずっと笑ってた!”と、熱い支持を集めてきた。
出演には劇団メンバーの道井良樹、新野アコヤ、坂本ともこ、吉岡優希のほか、甲斐優風汰、贈人、熊坂貢児、小林あや、小林知未、竹内尚文、武田知久、西木瑠花、眞田祐眞といった多彩な顔ぶれが揃う。
公演は、電動夏子安置システムの結成25周年記念作品として位置付けられており、特製冊子やTシャツが付いた「25周年記念チケット」や、「名前が“夏子”さんなら全公演無料」となる≪夏子券≫など、記念イヤーらしいユーモアあふれる仕掛けも盛りだくさんどなっている。
“展示する”とはどういうことか。“未来”を語るとは何か。今だからこそ万博を題材に、「笑って考える」未来の姿を提示する。
【公演概要】
電動夏子安置システム 第48回本公演『パビリオンをください』
■公演日程・劇場:2025年7月25日(金)〜29日(火)赤坂レッドシアター
■作・演出:竹田哲士(電動夏子安置システム)
■出演:道井良樹/新野アコヤ/坂本ともこ/吉岡優希(以上、電動夏子安置システム) 甲斐優風汰・贈人・熊坂貢児・小林あや・小林知未・竹内尚文・武田知久・西木瑠花・眞田祐眞
■チケット料金:前売5,000円/当日5,500円/学割2,000円(要予約・証明書提示)/25周年記念チケット10,000円(7月18日まで受付)/夏子券0円