世界的ミスコンテスト『ミス・ユニバース』の日本代表選出大会『ミス・ユニバース・ジャパン』の2025年度の大会が16日、渋谷区文化総合センター 大和田・さくらホールにて開催される。開催に先駆け、各地区予選代表のインタビューが到着。ミス・ユニバース・ジャパン2025プレリミナリー長野代表・山室慶佳さんに、日本大会にかける思い、そして意気込みを聞いた。

■ミス・ユニバース・ジャパン2025プレリミナリー長野代表
山室慶佳(やまむろ けいか)

職業：大学生
生年月日：2001年10月21日　23歳
出身地：新潟県
身長：172cm
趣味：旅行、ゴルフ、ビーチ日焼け、ピラティス
特技：旅客機の機種を見分けること、クレヨンしんちゃんのモノマネ

――セミファイナリストに選ばれた時はどんな気持ちでしたか？

メールが届いた時、お風呂の中で叫んだくらい嬉しかったです。とても光栄でしたし、嬉しさでいっぱいでした。でも正直、それ以上に、やってやるぞ！という覚悟の方が強かったです。必ずこのチャンスを活かして、多くの女性たちに病気だからといって夢も美しさもあきらめなくていいんだ、というメッセージを届けられる存在になります。

――あなたを一言で表すと、どんな人でしょうか？（理由も）

私を一言で表すなら「ひまわり」です。太陽に向かって凛と咲き、周囲にぱっと明るさと温かさを広げる存在だからです。医学と女性の健康というフィールドでも、行動力を通じて希望の光を届ける女性でありたいと思っています。

――小さい頃のあなたはどんな子でしたか？

とにかく明るくてワイワイしている場所が好きでした。自分から常ににぎやかなところに向かっていっていたと思います。あと、とにかく食いしん坊でした！（笑）

――あなたのチャームポイントを教えて下さい

その場を一瞬で明るくする笑顔、鋭いユーモアのセンス

――今までで１番頑張ったことを教えて下さい

現在のミスユニバースへの挑戦が自分の中で一番頑張っていることなのかなと思います。医学部生活とミスユニバースのためのトレーニングや練習、ボディメイクの両立が非常に大変ですが、自分の力と根性を信じてまっすぐ頑張っています！

――憧れている（目標にしている）人を教えて下さい

特定の誰かというよりは、自分自身の理想像を目指して日々成長したいと思っています。

――あなたに取ってオピニオンリーダーとはどの様な人物でしょうか？

私にとってオピニオンリーダーとは、発言や行動が注目され、例えば「私もこうなりたい」「私も前を向いてみよう」と誰かの生き方や考え方に影響を与えられる存在だと思います。医学部で学ぶ中で、私は多くの患者さんたちが病気や治療を理由に美しくあることや夢を持つことを諦めてしまう姿にショックを受けました。しかし、本来健康も美しさも、自分らしく生きるための大切な権利だと感じています。だからこそ私は、Miss Universeという舞台を通じて、知識と行動で女性たちの健康と自信を後押しできるようなオピニオンリーダーを目指しています。

――今世界中で起きているどの問題に関心がありますか？

私は、医療研究や臨床の場で根深いジェンダー・バイアスが存在する事実に問題意識を持っています。現在、初期臨床試験における女性参加率は30%未満で、UKでは女性単独の臨床試験が全体のわずか3.7％しかないと報じられました。これでは女性への薬や治療の安全性・有効性は正しく評価されず、命に関わります。医療がすべての人に公平で安全なものになるよう意識を高めることが重要だと感じています。

――あなたがミス・ユニバースになったら何をしたいですか？

私がミス・ユニバースになったら、”健康のせいで美しくあることを諦めてほしくない”というメッセージを届けたいです。医学生として学ぶ中で、病気や治療によってお化粧やおしゃれをやめ、生きがいを失っていく女性たちを何度も目の当たりにしてき、とてもショックを受けました。私は美しくあることは誰にとっても自分らしく生きる大切な力だと思っています。だからこの舞台から、健康と美しさの両方をあきらめなくていい社会をつくるきっかけを発信していきたいです。

――将来の夢、今後について教えて下さい

まず医学部を卒業することが一つの大きな目標です。一方で、私にはずっと憧れてきた航空業界の夢があります。パンデミックで一度は諦めかけたのですが、空を飛ぶことは私にとって自由と夢の象徴であり、今もその気持ちは変わらず、いつかまた空の世界に関わる道を見つけたいと思っています。

――ミス・ユニバース日本大会へ向けての意気込みをお聞かせください

何もかも全てが初めての挑戦ですが、自分自身の経験と思いを込めて、最後まで全力で挑みます！！