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2025/04/08 18:01

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『第十九回声優アワード 新人発掘オーディション』で事務所のスカウトを受けた元アイドル・女鹿椰子さん「声優としてはまだ卵からかえってもいない、心はビギナーです」

『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた女鹿椰子さん(C)Deview
『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた女鹿椰子さん(C)Deview

 才能ある声優の卵を発掘・育成する『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』が3月15日、文化放送メディアプラスホールにて開催された。最終選考に出場した36名のうち、20名の声優のたまごたちに声優事務所のスカウトの札が挙がった。最終審査のステージで5社からの指名を受けた、千葉県出身、現在フリーのタレント・女鹿椰子さん(めが・やこ)は、「声優としてはまだ卵からかえってもいない状態なので、心はビギナーとしていろんなものを吸収して、吸収したものを発散できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 『声優アワード 新人発掘オーディション』は、年度毎に印象に残る活躍をした声優を称える『声優アワード』の誕生とともに産声をあげ、今年19回目の開催。事前に行われた声優事務所による一次選考を通過した36名が最終選考に進出。同日に名だたる声優が登壇する声優アワード授賞式と同じステージを使い、自己PR・テキストリーディング・2人1組でのシナリオリーディング・質疑応答の審査を実施。そして、最終的に20名に参加声優事務所からスカウトの札が挙がった。

 自身で「百戦錬磨の女」というほど10代前半から多数のオーディション経験があり、「受けては最終で落ちてをずっと繰り返して生きてきた」と語る女鹿さんは「今回も最終審査で落ちるというジンクスが発動しなくて良かったです」と安堵の表情を見せた。そして「落ちた回数は他の受験者の皆さんとは桁違いで、今まで失敗も挫折も苦労もいっぱい経験してきたので、それが自分のやりたいことで報われたのは有難いことですし、10代の時から今までずっと応援してくれている家族の存在があったからこそなので、本当に感謝しています」と実感を込めて語った。

 アイドル、タレント、俳優として活動してきたが、声優のオーディションを受けるのは今回が初めて。「声優のレッスンは全く受けたことがないので、とにかく場数と、このメンタル、どしっとした度胸で頑張って乗り切ろうと思ったので、やっぱり『女も度胸』だなと」と笑った。

 本格的に声優を目指すまでには紆余曲折があった。まず「中学1年生のころ、学校になかなか馴染めなくて、いじめられていたんです。その時母の勧めもあってパソコンでたまたま『バイトAKB』の募集を見つけて“これで学校行かなくていいんじゃない?”って思って応募してアイドルになりました」というのが女鹿さんの芸能活動のスタート。

 一方で「アイドルになる前、本当に学校以外は家から出ない生活をしていて、何もやる気が起きないし、生きる気力もないという時に、たまたまテレビでアニメ『銀魂』を観て、人生の教訓というか、自分ってまだ生きてていいんだな思わせてもらったんです。そして中2で声優さんの存在を意識して、こんなに人の人生を動かせる職業ってすごいなぁと思ったんです」と同時期に声優になりたいという夢が浮上していたと明かす。ただし「ちょうどアイドルのオーディションを一緒に受けていて、全部落ちて落ちての繰り返しでした。“アイドルになってほしい”という家族の願いを叶えるために、声優を目指す夢は諦めてずっと生きてきました」と、声優への想いは封印していたのだという。

 その後「アイドルを辞め、あるご縁で女優を始めました。そして何年か経って、“私、もうこの世界いられないかも、女優もやめようかな”と考えた時、このままやめて後悔しないかと自分に問いただしたら、“まだ声優をやってない!絶対後悔する!”と思ったんです。最後の最後、例えば天に召される時、自分の人生に満点をつけられるような人生にしたいと思って、所属事務所を昨年10月末に辞めて、新人発掘オーディションの応募資料の提出期限まですぐだったんですが、急いで応募しました」と、今回の挑戦に至った経緯を教えてくれた。

 声優事務所5社のスカウトを受け、新たに声優の道を歩むきっかけを掴んだ女鹿さん。芸能活動のキャリアはあるが「声優としてはまだ卵からかえってもいない状態なので、心はビギナーとしていろんなものを吸収して、吸収したものを発散できるように頑張りたい」と初心に帰るつもりだという。そして「自分がアニメに人生を救われたからこそ、人生がちょっと辛いな、大変だなと思っている人の、人生のパズルの1ピースとして関われたらいいなと思います」と声優の仕事への想いを語った。

 今後出演したい作品や、演じてみたい役柄について「コメディが大好きなのでやっぱり『銀魂』のような作品に出たいです。私は芝居においても対話をすごく大事にしたくて、キャラクター同士の心と心の会話をしっかりやっていきたいので、日常的なアニメや、ヒューマンなアニメに参加できたらいいなと思っています」と夢を語った。

 憧れの存在は「男性では杉田智和さん、女性では高橋美佳子さん」と明かす。「杉田さんは『銀魂』の銀さん(坂田銀時)を演じていらして、その声に救われました。声の強さもそうですが、普段媒体で話されていても、すごく芯が強くて言葉がグサッと刺さるというか。やっぱり人間としていろんなことを経験されてきたから、こういう風に言えるんだなと思うので、すごく憧れています。もう一人の高橋美加子さんも『銀魂』で定春を演じられているんですが、高橋さんは私が出ていた番組を観てくださっていて、何回かラジオに出させていただいて。その時にすごく自信をくださって、すごく背中を押してくださったんです。今日、オーディションに自信を持って来れたのも、美加子さんの言葉があったからなので、すごく感謝しています。これからも尊敬していきたいと思っています」と熱く語っていた。

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  • 『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた女鹿椰子さん(C)Deview

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  • 『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた女鹿椰子さん(C)Deview

  • 『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた(左から)女鹿椰子さん、玉井布美花さん、齋藤こと花さん(C)Deview

  • 『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた(左から)女鹿椰子さん、玉井布美花さん、齋藤こと花さん(C)Deview

  • 『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』で5社のスカウトを受けた(左から)女鹿椰子さん、玉井布美花さん、齋藤こと花さん(C)Deview

  

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