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2025/04/07 18:01
『第十九回声優アワード 新人発掘オーディション』で事務所のスカウトを受けた愛知出身の19歳大学生・玉井布美花さん「死ぬ1日前まで演技をしたいので声優を目指しました」
才能ある声優の卵を発掘・育成する『第回十九声優アワード 新人発掘オーディション』が15日、文化放送メディアプラスホールにて開催された。最終選考に出場した36名のうち、20名の声優のたまごたちに声優事務所のスカウトの札が挙がった。最終審査のステージで5社からの指名を受けた、愛知県出身の19歳大学生・玉井布美花さん(たまい・ふみか)は、「早く現場に出られるように、自分の力をどんどん上げて行き、外に外にと放出していけるように頑張りたい」と意気込みを語った。
『声優アワード 新人発掘オーディション』は、年度毎に印象に残る活躍をした声優を称える『声優アワード』の誕生とともに産声をあげ、今年19回目の開催。事前に行われた声優事務所による一次選考を通過した36名(39名のうち3名欠席)が最終選考に進出。同日に名だたる声優が登壇する声優アワード授賞式と同じステージを使い、自己PR・テキストリーディング・2人1組でのシナリオリーディング・質疑応答の審査を実施。そして、最終的に20名に参加声優事務所からスカウトの札が挙がった。
今回は初めてのオーディション挑戦で「緊張でしかなかった」と振り返る玉井さん。ただし「元々私は“失敗しちゃダメだ”と型にはまったことしかできないタイプだったんですが、今回初めてだし、型破りで自分を超えたことを全力でやろうという気持ちでオーディションに臨みました」といい、「後悔するような結果にならなくてよかったです!」と笑顔を見せた。
玉井さんは自己PRタイムに、今回ただ一人ギター弾き語りを披露。出だしに失敗するトラブルもあったが「もう私終わった…でもここからだー」と吹っ切り、持ち前の“絶対音感”で立て直し、歌い切って見せた。「ピアノとかを小さい頃から習わせてくれた両親に感謝しかないですね」と語った。
ステージでは、当日初めて会った出場者と掛け合い演技にも挑戦。「お相手が本当にしっかりした方でした。私は本当にお察しの通り“バカ”なので、その方に助けられましたし、会場の雰囲気にもすごく助けられて、今日の審査を乗り切ることができました」と、独特のキャラクターで周りを味方につけ、良い結果を勝ち取った。
幼少期から音楽に親しみ「私は絶対に表現者として生きていくんだっていうふうに思っていた」という玉井さん。そして「表現をしていくなかで、お芝居が一番楽しいと思うようになったんです。一旦本気で考えたら、会社員として暮らすより、表現者として生きていくという幼少期の夢を叶えずにどうするんだ。役者になるとしたら、死ぬ1日前までやりたい。と考えて、そのために声優を目指そうと思ったんです」と思い立ち、今すぐ受けられる今回のオーディションに挑戦したのだという。
今回5社のスカウトを受け、プロの声優に向けての第一歩を踏み出した玉井さん。今後の目標を聞くと「早く現場に出られるように、自分の力をどんどん上げて行き、外に外にと放出していけるように頑張りたい」と決意を明かし、「最終的には、関わった方全員への感謝の気持ちを忘れずに、声優としても人間としても生きていきたい」と大きなテーマを掲げた。
今後演じてみたい役柄について聞くと「先ほども言ったみたいに私は“バカ”なので、バカな役は掴んでいきたい(笑)。そして少女漫画のヒロインや、プリキュアで例えるならピンク色みたいな、かっこいい主人公系をやってみたいと思っています」と意気込む。
最後に憧れている人について聞くと「一人は狩野英孝さん。いつも元気をもらっていますし、嫌なことがあったら“EIKO!GO!!”って思い出すぐらい憧れています! もうお一人はお亡くなりになられているんですが神田沙也加さん。2.5次元舞台でも活躍されて、『アナと雪の女王』のアナも大好きで、大学のテストとかでアナの歌を歌ったりもしたぐらい憧れています」と教えてくれた。」