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2024/07/16 18:01
高校卒業後、演技未経験ながら本音で厳しさを語るTSALに進路を定める<トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・遠藤朋弥>
小栗旬や田中圭、綾野剛、坂口健太郎といった実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。〈取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎〉
TSALは小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、原菜乃華といった、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。
現在CM、TVドラマなどに出演中の牧野羽咲も子役での活動から、更に演技を向上させるため、オーディションを経て入所。また、第一線で活躍中の前原滉も、演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人であり、若手バイプレーヤーとして注目の東野絢香もTSALで芝居を磨き、トライストーン・エンタティメントに所属した女優である。
■遠藤朋弥インタビュー/「芝居の技術だけでなく、社会人としての振る舞い含めて、指導していただきました」
──TSALに入所するまでの経歴を教えてください。
「高校までサッカーに打ち込んでいましたが、プロの壁の高さを目の当たりにして大学では特に何もしない日々でした。目立つことが好きだったので、大学2年の時にジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場。ベスト30止まりという中途半端な結果ながら、事務所などからいろんなお話をいただきました。ただ何も経験のない僕がいきなり事務所に入っても、また負けてしまうだろうと考えていたところ、業界関係の方から『TSALは本気の人が行くところだよ。そこで芝居を学んでみたらどうか』と教えていただいたんです」
──芝居経験はまったくなかったとのことですが、レッスンで成長を感じますか?
「おそらく技術的なものは初心者ほど吸収力があると思うんです。僕もわりと早い段階でゼロが1になったのを実感できました。ただ僕の場合は芝居以前の問題で、社会人として当たり前のことができていないと指摘されました。挨拶もつい体育会系ノリで『あざっす』などとやってしまっていた。僕は社会に出たことがなかったので、そうした振る舞いも含めて厳しく叩き込んでいただいたのは本当にありがたかったです」
──TSALに入所して5年。その間に大学を卒業されていますが、進路についてはどう考えましたか?
「就活はしなかったです。役者で生きていくという明確な意思があったので、周りが就職していくことにも特に葛藤はありませんでした。今はバイトをしながらTSALで学び、オーディションを受ける日々です。昨年はTSALからオーディションに行かせてもらってシス・カンパニーの舞台に41公演出演しました。その時は有給休暇を使ったのですが、バイト先も理解があり、役者業を優先させてくれています」
──将来の目標を教えてください。
「究極を言えば人間が生きていく上でドラマや映画、舞台は不要です。役者という仕事もそう。それでも長い歴史の間でなくならないのは、誰かのお腹ではなく心を満たしてきたからだと思うんです。ということは役者は自己満足ではなく、誰かのために演じるという意識をしっかり持っていないといけない。お金を払ってでもこの人の芝居を見たいと思ってもらえる役者になるのが目標です」
えんどうともや●1999年9月26日、千葉県出身。免許:普通自動車運転免許 特技:サッカー、空手 趣味:読書、料理 芸歴:ビズリーチ「キャリア作って、サバイブ。篇」CM、舞台シス・カンパニー公演『いつぞやは』群衆役、劇団ブルースタクシーVol.38「去りゆくあなたへ」倉田壮馬役、Amazonプライム「仮面ライダーBLACK SUN」ほか。