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2023/09/16 15:02

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日向坂46・齊藤京子主演の“パラサイト不倫”ドラマ追加キャスト、父・吉沢悠&息子・櫻井海音が主人公・深愛を奪い合う!?

10月21日スタート『泥濘の食卓』に出演する(左から)櫻井海音、齊藤京子、吉沢悠(C)テレビ朝日
10月21日スタート『泥濘の食卓』に出演する(左から)櫻井海音、齊藤京子、吉沢悠(C)テレビ朝日

 日向坂46・齊藤京子が初単独主演を務める、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『泥濘(ぬかるみ)の食卓』(10月21日スタート 毎週土曜 よる11:30〜)の追加キャストが決定。齊藤演じる深愛と禁断の恋に落ちてしまうスーパーの店長役にを吉沢悠、その店長の息子でありながら父の不倫相手に恋をしてしまう高校生役を櫻井海音が演じる。

 原作は、2016年に『悪い夢だといいのにな』で「第75回ちばてつや賞」大賞に輝いた新進気鋭の漫画家・伊奈子氏による話題作『泥濘の食卓(ぬかるみのしょくたく)』。主人公の女の子がバイト先の店長と不倫をし、さらには店長の息子、そして店長の妻にまで近寄っていく…。純粋すぎるがゆえ、まっすぐな愛が狂気へと変わった想いが、愛する相手の家庭へと徐々に寄生していき、やがて泥濘へと引きずり込んでいく、かつてない『パラサイト不倫』を描くストーリー。

 今年4月に放送されたドラマ『夫婦が壊れるとき』で演じた不倫夫が、どうしようもないクズ男っぷりの名演技で“最高のクズ”と称されるほど、SNSを中心に大きな反響を呼んだ吉沢が、再び不倫ドラマに挑む。本作で吉沢が演じるのは、深愛がバイトをするスーパーの店長で、不倫相手となる那須川夏生。人当たりが良く、誰にでも優しく接する那須川に、バイトとして入ってきた深愛が好意を抱くようになり、いつしか深い関係に。そんな中、不倫しながらも大切に思っている妻が病気を患ってしまい、一度は深愛に別れを切り出すのだが…。

 かつてはイケメンだったであろう面影を残しつつも、現在は髭を生やし、白髪交じりの疲労感や哀愁を感じさせる那須川を演じる吉沢は、「不倫をしているおじさんという役のオファーをいただきましたが、なぜ今この話が来ているのかと考えた時に、『今の年齢だからできること』なんだろうなと思いました。挑戦する気持ちでこの役に挑みたいです」と意欲たっぷりに語った。

 一方、櫻井が演じるのは、那須川のひとり息子で、スーパーで出会った深愛に惹かれていく高校生・那須川ハルキ。2020年に恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』への出演で注目を集め、その後、連続テレビ小説『エール』(2020年)や『逃げるは恥だが役に立つ 頑張れ人類!新春スペシャル!!』(2021年)、『ナイト・ドクター』(2021年)、『未来への10カウント』(2022年)などのドラマをはじめ、映画『嘘喰い』(2022年)、さらには『VIVANT』(2023年)で堺雅人演じる主人公の若い頃を熱演したことで、大きな話題をさらうなど、俳優として大躍進中。

 そんな勢いのある若手俳優・櫻井が今回演じるハルキは、幼馴染から受けるクレイジーな愛情が原因で不登校になってしまったり、父とただならぬ関係と知っても深愛に思いを募らせていったり…という役柄で、櫻井は「ちょっとダークというか、闇を抱えた人物」とコメントしつつ、「(ハルキは)けっして“まとも”とは言えないんですけど、一方で、そこがすごく人間っぽくて、泥臭くていい」と、自身が演じるハルキへの印象を明かした。

【主な登場人物】
■捻木深愛(ねじき・みあ)(25歳)/齊藤京子(日向坂46)
田舎町のスーパーで働き、母と2人暮らしをしている。毒親=抑圧の強い母親のもと、常に否定されながら育てられたため、自己肯定感が低い。そんな中、初めて自分のことを肯定し、優しくしてくれた店長を好きになり、不倫関係に。とても純粋な性格で、一途に店長のことを愛している。また、何の取り柄もない自分は、せめて人の役に立ちたい、人に優しくなりたいと思っている。

■那須川夏生(なすかわ・なつお)(47歳)/吉沢悠
深愛が働くスーパーの店長。元々は端正な顔立ちをした、いわゆるイケメン。女性には自然と優しく接する性格のため、スーパーのバイトの女性から人気があり、不倫関係になることもしばしば。ある日、バイトとして入ってきた深愛が自分に好意を向けてくるようになり、いつしか深い関係に。一方で、妻は自分を支え、応援してくれる大切な存在で、ずっと一緒にいたいと思っている。

■那須川ハルキ(なすかわ・はるき)(16歳)/櫻井海音
那須川のひとり息子で、進学校に通う高校生。同じ学校に通う幼馴染から一方的にクレイジーな愛情を向けられている。彼女が「ハルキが自分をレイプしようとした」という嘘を広めたために、クラスで孤立し、不登校になってしまった。絶望の日々を送る中、スーパーで偶然出会った優しい深愛に惹かれていくようになる。

【キャストコメント全文】
◆吉沢悠(那須川夏生・役) コメント
――原作を読んでいかがでしたか?
「20代前半くらいの頃、悩んだことがあったときに、どの大人に相談していいのか分からず、これで合ってるのかどうかを導いてくれる人が周りにあまりいなかったんです。今回原作を読んで、深愛は自分が抱えていることを近くにいる店長に伝えることで、少しでも前に進もうとしている点では、世間的にいいかどうかは別として、彼女の中では1つの正解なのかなと思います。一般的にストーカーと捉えられることも、実は本人の中では一生懸命生きているだけみたいな、そういう世界感を描いているなと感じました」

――最初にオファーを受けた時のお気持ちと、演じるに当たっての思いをお聞かせください。
「今回、不倫をしているおじさんという役のオファーをいただきましたが、なぜ今この話が来ているのかと考えた時に、「今の年齢だからできること」なんだろうなと思いました。今回に限らずですが、自分がやってきていない役柄を演じるのは光栄でもありますが、大変です。でも、そういう経験を積んでいかないと俳優として落ちていくと思いますし、役者として経験してきた貯金で演じる、というところに甘んじてはいけないと思うので、挑戦する気持ちでこの役に挑みたいです」

――主演の齊藤京子さん、息子役の櫻井海音さんのそれぞれの印象を教えてください。
「齊藤さんとはご一緒するのが初めてで、ハキハキ明るいイメージがあります。初単独主演でご本人は緊張しているのかもしれませんが、周りを不安にさせないような雰囲気をお持ちで、本読みの際は回数を重ねるごとに監督のオファーにきっちり応えていて、柔軟性がある方だなという印象も受けました。
櫻井さんも初共演で、普段は笑顔の可愛い好青年というイメージですが、役に入ると、ハルキが抱えている闇を「こうやって演じよう!」と強い意志を持って挑もうとしているのが伝わります。
そういう若い人たちと一緒にやっていくことで、自分が忘れてしまっている感覚などが再び生まれたら面白いな、と期待しています」

――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「原作の世界観を見ると、結構特殊な世界の話という印象を持たれると思います。安里麻里監督は、いい意味で“危ない”感覚を持っている方で、作品に対する情熱がもの凄く、いかにこの原作をドロドロに料理してやろうかという熱意を感じるんです。その方がメイン監督として、生身の人間を動かしていく上で、不倫ドラマが好きな方や危険な世界感が好きな方が惹かれるような作品になっていくのではないかと思うので、そこを楽しみにしていただけたらと思います」

◆櫻井海音(那須川ハルキ・役) コメント
――原作を読んでいかがでしたか?
「出演が決まってから原作を読んだので、最初はフラットな気持ちで読みたいなと思いながらも、どうしてもハルキに感情移入しちゃって、どんどん気持ちが暗くなっていきました。でも、きっとそういう気持ち一つひとつ、キャラクターが放つ個性みたいなものがこの作品の魅力であり、面白いところだと思っているので、原作にいるハルキをちゃんと表現出来たらなと思っています。
 実は、最初に読んだ時はハルキがいちばん“まとも”な人間だと思っていたんです。でも、何回か原作を読み返すうちに、実はハルキもヤバい要素を持っているんじゃないかと思い始めたんです。深愛が父親の不倫相手とわかっても好きでい続けていたり、幼なじみの女の子に手を上げたり…そういう部分はけっして“まとも”とは言えないんですけど、一方で、そこがすごく人間っぽくて、泥臭くていいなというか、「“泥濘”だなぁ!」って感じですね。僕はもう、ハルキの気持ちにしか共感できないです…!」

――最初にオファーを受けた時のお気持ちと、演じるに当たっての思いをお聞かせください。
「オファーをいただいた時は、素直にうれしかったですね。今まで演じてきた役がわりとナチュラルな役が多かったので、ちょっとダークというか、闇を抱えた人物を演じられることもうれしかったですし、原作を読んでより面白い作品だと思ったので、この作品にハルキとして出させていただけることの喜びが強いです。撮影がとても楽しみです!」

――主演の齊藤京子さん、父親役の吉沢悠さんのそれぞれの印象を教えてください。
「齊藤さんや吉沢さんをはじめ、皆さん本当に作品を良くしようという気持ちや、目指す方向性が一緒だなと感じました。それは監督さんやスタッフさん含めて、全体が同じ方向に向かえる現場、そして作品になるんじゃないかなと思いますし、今から現場が楽しみです。とてもやり甲斐のある撮影になりそうだなと思っています。
 齊藤さんは、いつも『キョコロヒー』を拝見させていただいているので、「あ、本物だ!」って思いました。いつか『キョコロヒー』出たいなぁ…。
 吉沢さんとは衣裳合わせの際にご挨拶させていただいた時も、本読みが始まる前にお話させていただいた時も、すごく優しい印象でした。また作品に対する向き合い方が、「すごくかっこいいな!」と思いました」

――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「ハルキは本当にどんどん、ことごとく状況が悪化していくので、そこには感情移入はできないと思いますが、「あぁ、かわいそうだなぁ…!」と、逆にそこが面白いと思ってもらえるように、うまくエンタメに昇華したいなと思っています。原作が持つパワーをそのまま引き継ぎながら、ひとつのエンターテインメントとして、ドラマとして、面白いと思ってもらえる作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しんで見ていただけたらと思います」

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  • 10月21日スタート『泥濘の食卓』に出演する(左から)櫻井海音、齊藤京子、吉沢悠(C)テレビ朝日

  

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