数多くの人気タレントを生み出した講談社主催のコンテスト「ミスマガジン2023」の「ベスト16お披露目イベント」が9日、都内で行われ、「ミスマガジン2022」でWグランプリを受賞した瑚々と咲田ゆながゲストに登場。ミスマガジン2022の受賞者6名が主演する映画『さよならエリュマントス』の衣装を初お披露目し、映画の制作現場についてのトークを行った。

　映画『さよならエリュマントス』は「解散まであと数日に迫ったチアリーダーズ」エリュマントスと「いろんな意味で問題ありなマネージャー」宍倉による大騒動を描く異色の青春映画。『ウルフなシッシー』『辻占恋慕』などで映画業界から注目を浴びる新進気鋭の大野大輔がメガホンを取り、『よだかの片想い』や『愛なのに』などで、日本映画に欠かせない存在となった俳優・中島歩が解散寸前のやさぐれチアリーダーズを率いるマネージャー・宍倉役を好演している。

　チアリーダーズ“エリュマントス”のユニフォームを着用して登場したグランプリの二人。健康美を強調するフレッシュな衣装をお披露目しながら「最初は恥ずかしかったんですが、撮影で毎日着るので慣れて来ました」（瑚々）、「腕をこれだけ出す衣装はなかなか着ないのでソワソワしました」（咲田）と感想を述べる。

　6名のミスマガジン受賞者が“実名”で役を演じるのも本作の特徴。咲田は「実名で演じるのはなかなか無いことだと思うので、新鮮で嬉しかった」と言い、瑚々は「揉めたりするシーンは嫌がってましたね。実名だと傷ついちゃうんじゃないかって。でもみんな優しいから“全然大丈夫！ぶつかってきて！”と言ってくれて。仲間意識が強まりました」と振り返った。

　これが初演技のとなる咲田は「撮影現場というものが初めてなので、思いのほか緊張してしまって。演技も難しくて焦っちゃいました」と反省しきり。6人の中でも芸歴のある瑚々は「自分がしっかりしないといけないと思って、現場での居方は意識しました。だからロケ地の山梨から帰ったときは、一日中寝ちゃったりしました」とハードな撮影について語った。

　主演映画の撮影をクランクアップし「映画の主演という大役を果たして、ミスマガの6人で一つのものを作れるというのが光栄だし、キャリアアップできるんじゃないかと思うので嬉しい」（瑚々）、「この機会でしかできない事が重なって、いい経験になりました」と、二人は充実の表情を見せた。

　今後Wグランプリの二人はソロ写真集を秋に同時発売する。瑚々は「二人で同時に出せるというのが豪華だし、今までにない事なので嬉しい」と喜び、咲田は「本当にたくさんの経験をさせてもらっています。ミスマガジンがなかったら、私は今こうして生きていないと思う」と感慨深げ。

　すでに撮影を終えた瑚々は「『食には妥協しない』をテーマに、撮影中は毎食美味しいものを食べて、ハッピーな気持ちで、それが空にも届いて、お天気にも恵まれました」と自信見せる。これから撮影に臨む咲田は「撮影に向かって体を絞っている最中なので、その成果が出るように。今が人生で一番大事な時期だと思っているので、脂肪と一緒に燃えています！（笑）」と意気込んだ。