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2023/02/08 08:41
神秘的な美貌と存在感の板垣李光人『silent』出演で一気にメジャーに『2023年 ネクストブレイクランキング〜男性俳優編〜』
“多様性”があらゆる分野でキーワードとなっている昨今。作劇においても、価値観、性別、人種、文化的背景など、多様性が自然と織り込まれ、俳優にも多様な人物像を外面・内面から説得力を持って演じる力が要求されるようになった。そんな時代に輝きを放つ新鋭を応援するべく、オーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」は、『2023年ネクストブレイクランキング』を発表。男性俳優部門の1位には、ジェンダーレスな美貌と独特な佇まいで多彩な役柄を演じ切る板垣李光人が選ばれた。
■ジェンダーレスな美貌と独特の佇まい 『silent』出演を契機にメジャーに
1位に選ばれたのは板垣李光人。2022年の同ランキングの8位からジャンプアップしての首位獲得だ。これまでも神秘的な存在感で作品にインパクトを与えてきたが、2022年は1月クールのドラマ24『シジュウカラ』(TX)に始まり、4月クールの『インビジブル』(TBS)、そして昨年最大の話題作『silent』(CX)と継続的にドラマ出演を果たし、多くの視聴者にその名を刻み付けた。「ルックスは可愛らしい感じがしますが、いざ演技となると真逆のイメージの役でも器用に演じられて、見ている側もドキドキさせられるところが魅力的だと思います。バラエティーでもよく見かけるので幅広いスキルを身につけて、今以上に演技の幅を広げてほしい俳優さんです」(東京/50代/女性)「立て続けに良作に恵まれ、認知度もかなり上がってきたと思う。演技も繊細ながらも心の強さが垣間見えるので、見ていて期待してしまう」(愛知/40代/女性)と、俳優としての期待値は高まるばかり。
『silent』では川口春奈演じる青羽紬の姉思いの弟・青羽光を演じた。「『silent』で見て可愛い演技だなと思って応援したくなったから」(福岡/20代/女性)「綺麗な顔立ちすぎて普通の役は難しいかと思ったが、普通の弟役もはまっていた」(栃木/30代/女性)「『silent』で一気に知名度が上がったと思うから」(滋賀/女性/10代)「『silent』でのツンデレな演技が魅力的でした」(愛媛/女性/30代)「やっぱりヒットドラマに出て顔が売れたのは大きい」(福岡/30代/男性)と、この作品を契機にメジャーになったと多くの人が認識しており、今回1位獲得の大きな原動力となっている事は間違いない。
そしてやはり、男女ともに認める美しい顔立ちから匂い立つ独特の存在感が最大の武器。「ジェンダーレスな雰囲気が独特で、色々な演技の可能性を感じるから」(神奈川/10代/女性)「雰囲気が唯一無二。アンニュイというか一言では表せないのがいい」(東京/10代/女性)「他の同世代の役者さんにあまりない独特の雰囲気が光りそうでした」(山口/30代/女性)「顔が綺麗だから。可愛い系の顔の俳優さんで若い方が今あまりいないから」(愛媛/20代/女性)「中性的で綺麗な容姿でありながら親しみやすさも感じるから」(東京/50代/女性)と、並ぶものがない個性に目が離せなくなるファンが続出。2023年は大河ドラマ『どうする家康』(NHK)に出演、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる』(3月3日公開)の公開も控えており、本格ブレイクを予感させる。
◆第2位は「作品世界に自然と溶け込む演技力が群を抜く」
第2位は細田佳央太。2022年の5位から堂々のランクアップだ。2021年放送の『ドラゴン桜』(TBS)では発達障害からくる学習障害を持つ少年、『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(NTV)全盲の青年を演じ、その徹底した役作りによるリアルな表現が高く評価されていた。2022年は土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(EX)、ZIP!朝ドラマ『クレッシェンドで進め』(NTV)の2作で主演。「先日まで『クレッシェンドで進め』を見ていました。素朴な高3生を演じていましたが、本当に身近にいる感じがして困ってる演技のところは応援したくなりました。いろいろな役が見てみたい俳優さんです」(東京/50代/女性)「イケメン枠ではないのに主役を張れるのは、近年ではこの人と仲野太賀だけだと思う。中途半端なイケメンばかり起用する恋愛ドラマに辟易していたが、細田佳央太のような存在が、マンネリ化した現代のドラマ界の扉を開けてくれるのではないか、と期待している」(神奈川/30代/男性)と、“ごく普通の男子”を魅力的に演じて共感を呼べるのも、彼の強みと言えるだろう。
そして演技力には絶対的な信頼を置かれている細田。「作品の世界観に馴染みやすいというか自然に溶け込んでいて、見ているほうも作品の世界に集中させてくれるような俳優さんだと思います。まだ学生役も出来そうだし、新人社会人役などでも楽しませてくれそうで期待しています」(北海道/40代/女性)「若手の中で、ズバ抜けた演技力がある。どんな役でも違和感なく演じていて、感心しかない。二枚目も三枚目も悪役も出来る。今後はどんな難しそうな役を演じるのか楽しみで、注目している」(富山/50代/女性)「いい演技だなぁと思うと細田くんということが多いと思う。役柄としての印象が強いが、カメレオン俳優としてこれからどんどん知名度が上がっていくのではないかと思う」(千葉/20代/女性)と、現在は彼個人よりも演じた役柄に注目が集まるが、「大作に出られたら一気に話題になると思う」(神奈川/30代/女性)「コメディもシリアスもそつなく存在感があり、オファーが絶えなさそう。カッコイイ役で一気にブレイクしそう」(大分/50代/女性)と、当たり役・ハマり役との出会いで、彼自身の認知度・人気が高まることが期待されている。
◆第3位は「いい意味でジャニーズを感じさせない無骨な存在感」
第3位にランクインしたのは森本慎太郎(SixTONES)。10代から舞台やドラマにも多数出演してきたが、『ナンバMG5』(CX)での硬派なヤンキー役、ZIP! 朝ドラマ『泳げ!ニシキゴイ』(NTV)での錦鯉・長谷川雅紀役(W主演)など、弾けたコメディ作品のなかでインパクトを残したことで、俳優としての注目度が急速に高まった。「『ナンバMG5』で熱血漢を演じ、撮影中に鼻を骨折するほど迫力のある演技を見せてくれました。『泳げ!ニシキゴイ』ではコミカルな役を演じ、以前出演したドラマでは真面目新人刑事を演じていたりと、演じる役の幅の広さが素晴らしいです」(神奈川/20代/女性)「ジャニーズなのに3枚目、面白いキャラや青年漫画に出てくるようなキャラを演じることができるのはこの人くらいでは?本当はめちゃくちゃ顔が綺麗なのに全くカッコつけないで演技できるのがすごい。心のちょっとした動きを表す繊細な表情もとても上手で引き込まれます」(千葉/40代/女性)と、「ジャニーズということを後から知ったのですが、いい意味でジャニーズを捨てていて、とても自然な演技をしているところに引き込まれました」(東京/10代/女性)と、役者として一皮むけた姿を見せてくれている。
「漫画原作のキャラをやらせたら彼が適任というくらい、漫画から飛び出してきたくらいのキャラクターは気になる」(栃木/30代/女性)「ジャニーズであること関係なく、むしろガタイが良かったり男臭い感じを武器にしてNGなしなのかな?みたいな身近さがあると思います。鈴木亮平さんのような、各方面から引っ張りだこな俳優さんになると思います」(神奈川/20代/女性)「刑事役からヤンキー役まで幅広い演技ができて、声が優しいから。見た目からは想像できないほど繊細なお芝居をすると感じたから」(東京/10代/女性)とコメントが集まるように、くっきりと整った男前な風貌に、明るく弾けた面と優しく繊細な面が同居するキャラクターは、今後も映像作品で重宝されるはず。「SixTONESファンとして個人的に俳優としてブレイクして欲しい。10代の頃から演技仕事があり、存在感があるから。バラエティでもやっていける実力があるのでブレイクすると思う」(東京/20代/男性)「今年も土曜ドラマ『探偵ロマンス』(NHK)に出演していて、運も実力も兼ね備えた2023年は飛躍間違いなしの一年です」(北海道/20代/女性)と期待される中、4月スタートの新日曜ドラマ『だが、情熱はある』(NTV)では、南海キャンディーズ・山里亮太役で再び芸人役として主演(King & Prince・高橋海人とW主演)するというニュースも飛び込むなど、今年は俳優仕事で「森本慎太郎ここにあり」を見せてくれる年になりそうだ。
(※高橋海人の「高」は正しくは「はしごだか」)
◆歌舞伎、芸人の出自を持つ若手俳優など、多種多様なランキングに
TOP10にランクインした俳優たちにスポットを当ててみよう。4位は前田旺志郎。子役で活躍し、兄・前田航基との漫才コンビ「まえだまえだ」としても人気を得たが、現在は、兄弟共に存在感のある俳優として実績を重ねていることに感慨を覚える人も多いようだ。「まえだまえだの弟さんでお兄さんとはまた違ったタイプの俳優さんだと思います。小さいころから見ているので親のような気分で見ています。朝ドラ等迫真の演技を見ることが多いので、昔の漫才で培った演技が役に立っていると思います」(東京/50代/女性)「漫才師だった彼がいつの間にかバイプレーヤーに変身していた。自然な演技が良いのでグッと伸びてくる気がします」(大阪/50代/男性)「子役から、すっかりカッコイイ青年になって、いろんな役の可能性を感じる」(東京/50代/女性)と、外面・内面の成長を喜ぶ声が集まっている。『女神(テミス)の教室〜リーガル青春白書〜』(CX)ではおしゃべりでお調子者の学生という真骨頂を演じており。ますます注目が集まるに違いない。
5位は市川染五郎(八代目)。言わずと知れた歌舞伎の名跡「市川染五郎」の当代だが、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)にて悲劇的な最期を迎える木曽義高役が大きなインパクトを与え、TOP5にランクインした。「『鎌倉殿の13人』で初めて拝見しましたが、すごく綺麗な顔をしていると思いました。品があり雅やかな雰囲気が良いと思います」(福岡/30代/女性)「『鎌倉殿の13人』の演技は、儚くも意志を強く感じました。歌舞伎役者としてでなく、現代劇での演技をもっと見たい」(滋賀/20代/女性)「歌舞伎役者なので言葉が聞き取りやすく、顔も美しいので妖艶な役などもハマりそう。着物やかつらが流石にピッタリ着こなせているし、容姿端麗なので時代劇などにもこれからも出てほしい」(東京/40代/女性)と、今後時代物のみならず、現代劇でもっとみたいという声が多数寄せられている。祖父である六代目(二代目松本白鸚)、父である七代目(十代目松本幸四郎)も、現代劇、演劇、ミュージカルで活躍してきただけに、八代目にかかる期待も大きい。
【調査概要】
集計期間:2023年1月11日(水)〜1月16日(月)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代 並びに、デビューLINE友達会員)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
※NHK、民放地上波の19時〜22時に放送開始する連続ドラマに主演していない男性俳優が対象。
※過去5年(ORICON NEW・デビュー調べ)のブレイクランキングTOP10内、ネクストブレイクランキング1位に、それぞれランクインしたことのない男性俳優が対象。