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2023/01/27 18:56
2023ミス日本「ミス着物」に東京大学前期教養学部一類・寺嶋琴さん「世界へ誇れる司法制度が整った日本社会を実現します」
『第55回 ミス日本コンテスト 2023』の最終審査が23日、東京・京王プラザホテルにて行われ、2023ミス日本「ミス着物」に神奈川出身の文科東京大学前期教養学部一類2年・寺嶋琴さん(てらじま・こと/20歳)が選出された。
ミス日本は「日本らしい美しさ」を磨き上げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。ファイナリストたちは様々な分野の講師による勉強会に参加。22日の前日審査(社交力審査)を経て、23日の最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨んだ。
ミス日本「ミス着物」に選ばれた寺嶋さんは、将来の夢として弁護士を目指している。自己PRでは「裁判所の傍聴席が、私の原点です。外国人の方が関わる裁判を数多く傍聴してきました。言葉の壁を前に不安な様子の外国人の方を、今でも鮮明に思い出します。私も留学先のアメリカで不安を感じた経験があり、彼らの気持ちがよく分かりました。そのような法廷で架け橋となっていた法廷通訳人の方々を支え、外国人の方の人権を守りたい。そう強く思いました。将来は弁護士として、法廷通訳人制度の法整備を進めたいです。世界へ誇れる司法制度が整った日本社会を実現します」と語った。
質疑応答で「今日本に一番必要な少子化対策は?」と聞かれると「『法律の整備』を挙げたいと思います」と言い、「私は今、東京大学にて法律学を学んでおります。その中で、法律が変われば、人々の価値観が変わり、社会が大きく変わるということ、法整備の持つ力の大きさを、肌で実感してまいりました。法律を変えることで、女性の子供を産む権利、産まない権利を自由に認めることが一番必要なのではないかと思います」と、自身の経験そして目標と絡め、しっかりとして口調で語った。
なお「グランプリ」には、兵庫出身の関西学院大社会学部2年・吉岡恵麻さん(よしおか・えま/20歳)、「準ミス日本」に東京出身の目黒日大学高2年・東海林杏朱さん(とうかいりん・あんじゅ/17歳)、「海の日」に東京出身の慶大法学部3年・稲川夏希さん(いながわ・なつき/21歳)、「水の天使」に愛知出身の名大医学部2年・竹田聖彩さん(たけだ・せいあ/20歳)、「みどりの大使」に東京出身の慶大大学院2年・上村さや香さん(かみむら・さやか/23歳)がそれぞれ選出された。