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2023/01/25 18:51
2023ミス日本「みどりの大使」に慶大大学院生のシンガーソングライター・上村さや香さん「居心地の良い空間が作れる人になりたい」
『第55回 ミス日本コンテスト 2023』の最終審査が23日、東京・京王プラザホテルにて行われ、2023ミス日本「みどりの大使」に東京出身の慶應義塾大学大学院2年・上村さや香さん(かみむら・さやか/23歳)が選出された。
ミス日本は、「日本らしい美しさ」を磨き上げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。ファイナリストたちは様々な分野の講師による勉強会に参加。22日の前日審査(社交力審査)を経て、23日の最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨んだ。
2023ミス日本みどりの女神に選ばれた上村さや香さんは、中学時代から10年間ギターの弾き語りを行い、作詞・作曲を現在も継続。高校2年時には軽音楽の全国大会で準グランプリ、大学時代にはアーティストしてとしてメジャーデビューも経験。現在はTikTokで約4万のフォロワーを持ち、ライブの配信なども行っている。
自己PRでは自作の曲の一節を歌った後で「私の原動力は、がん闘病中の母が、病床で私のギター弾き語り配信ライブを聴いて“生きてて良かった”と言ってくれたことです。イヤホンをして寝たままで目をつぶっていても私の声が耳を通して届くことの嬉しさを感じました。これまでの音楽活動などの経験を活かし、将来はラジオDJやシンガーソングライターとして居心地の良い空間が作れる人になりたいです」とスピーチ。
質疑応答で金春流の能楽師・櫻間右陣から「能のような簡素な動きで今の心境を」と問われると、迷わずエアギターのような振りから指でハートを作り、「半年間の勉強会の経験を歌にして感謝を伝えていきたい」と説明。また「国会で岸田総理に代表質問する機会があったら」という質問には「『がん患者はいつになれば減少するのか』と質問したい」とし、「ラジオや歌を通じて、若者にがん検診の受信、早期発見の大切さを伝えたい」と、自身の夢・目標と併せて力強いメッセージを送った。
なお「グランプリ」には、兵庫出身の関西学院大社会学部2年・吉岡恵麻さん(よしおか・えま/20歳)、「準ミス日本」に東京出身の目黒日大学高2年・東海林杏朱さん(とうかいりん・あんじゅ/17歳)、「ミス着物」に神奈川出身の東大文科1類2年・寺嶋琴さん(てらじま・こと/20歳)、「海の日」に東京出身の慶大法学部3年・稲川夏希さん(いながわ・なつき/21歳)、「水の天使」に愛知出身の名大医学部2年・竹田聖彩さん(たけだ・せいあ/20歳)がそれぞれ選出された。