YouTubeで「自衛隊体操動画」が400万再生超えの元自衛官タレント「かざり」が10日、地元の三重にて自身の夢である「三重県警津警察署1日署長」に就任。「三重県の交通安全意識を高められるよう頑張ります」と意気込みを語った。

　三重県の出身で、日本大学芸術学部デザイン学科卒業の元陸上自衛隊員タレントという異色の経歴で注目を集める「かざり」。女優、モデル活動のほか、現在は自衛隊の広報活動、CM出演、海外の映画出演など活動の幅を広げている。SNSフォロワー数約40万人、YouTubeチャンネル登録者数は26万人を数える。

　そんな彼女の一つの夢が「地元に恩返しで一日警察署長になりたい」ということ。10日午前中に、津警察署の稲葉幸弘署長から1日警察署長の委嘱状を受け取ると、かざりは「三重県の交通安全意識を高められるよう頑張ります」と意気込んだ。

　その後、津市内の三重県運転免許センターで、交通安全啓発トークショー、座ってできる体操などを実施。津警察署交通安全フェスタに合わせ、訪れた人たちにパンフレット等を配りながら交通安全を呼びかけた。三重県交通安全県民運動スローガンは「やさしさが 安全つなぐ 三重の道〜歩行者のハンドサインは赤信号〜」。

■三重県津警察署一日署長「かざり」コメント
三重県出身の元自衛官タレント、かざりと申します。
元自衛官という立場でありますが、今回公務員の垣根を飛び越え1日警察署長に就任させていただきました。地元三重で夢を叶えることができ本当に嬉しいです!
みなさんは「防衛運転」をご存知でしょうか。「防衛」と聞くと、「防衛省・自衛隊」を思い浮かべることが多いと思いますが、防衛運転とは、ドライバーが事故を回避するために行う運転方法のひとつで「事故を防ごう」という意識が大切です。
私も車両を運転する時は防衛運転を心がけています。三重県は車両を利用する方が多い地域です。交通安全の意識を高めて命を「防衛」できればと思います。

●今後の「かざり」の活動予定。
東部方面隊オピニオンリーダーとして自衛隊の公式広報活動も行っていきます。
今後は特技の絵を描くことを活かして、三重県出身元自衛官の現代アーティスト
としても活動し、世界で個展が開きたいと考えています。タレント活動を続けながら、現在も作品制作に励んでいます。

【かざりプロフィール】
三重県出身。2月25日生まれ。日本大学芸術学部卒業後、陸上自衛隊で勤務。任期満了で退職後、タレント、女優として活動。東京三重県人会会員。陸上自衛隊東部方面隊オピニオンリーダー。自衛隊の公式広報活動のほか、映画、CM、モデル、YouTuber等国内外を問わず活動中。 趣味はコスプレ、キャンプ。 特技はデザイン、絵を描くこと、ソフトテニス、モールス信号。 SNSの総フォロワー数約40万人。