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2022/12/07 18:51
全国中高生の声の祭典『声優魂』最優秀賞は中学2年の佐藤芽佳さん ミュージカル俳優と声優の二刀流を目指す
声優の世界を目指す若き才能の応援を目的とした『国際声優コンテスト「声優魂」』(主催:一般社団法人国際声優育成協会)の最終審査・表彰式が4日、あうるすぽっと(東京・豊島区池袋)にて3年ぶりに開催された。最優秀賞には東京都出身の中学2年生・佐藤芽佳さんが選ばれた。
『声優魂』は今大会までの総エントリーが12,000名を超える日本最大の中高生声優コンテスト。予選(国内、インターナショナル各部門)及び、地方大会の選考からファイナリスト19名(内1名欠場)がこの最終審査に臨んだ。公開レッスン方式での最終審査では、アフレコ(課題作品『異世界はスマートフォンとともに。』)及び、掛合台詞による演技が披露され、審査員である声優の水島裕、倉田雅世などからの演技指導により、高水準の演技審査が行われた。
厳正な審査の結果、最優秀賞には佐藤芽佳さん(中学2年/東京)が輝いた。佐藤さんは「私は昔からお芝居が大好きで、演技をやってきたのですが、昨年アニメ『進撃の巨人』を観て、セリフの迫力から伝わってくる臨場感を、声優さんがどう表現しているのかを知りたくて、声優に興味を持ちました。そんなときに母から『声優魂』を勧められて、参加すれば声優さんの演技が分かるかなと思い応募しました」と応募のきっかけを語る。
そして「今回の大会出場に向かって、ボイストレーニングと滑舌の練習をしました。アフレコ課題の作品は漫画は読んで来ましたが、アニメは良い意味でも悪い意味でも、出演する声優さんの真似になるので見ない様にしました」と自分なりの考えのもと審査に臨んだという。最優秀賞を掴み「ミュージカルの俳優さんになるのが昔からの夢で、声優と俳優さんとを二刀流でやれる将来を、レッスンをする中で見つけて行きたいなと思っています」と、今後の活動についての意気込みを語った。
表彰の後には、受賞者による演技披露が行われ、MCアシスタントを務めた声優の福緒唯さんも参加するなど、夢の共演が実現した。なおステージでは、第12回大会(2023年)の開催が発表された。
【各賞受賞者】
最優秀賞:佐藤芽佳[サトウメイ] (中2/東京都)
優秀賞:田中杏里[タナカアンリ]( 高1/宮崎県)
優秀賞:能美時華[ノウミトキカ] (高3/大阪府)
■国内カテゴリー
入賞
赤木那菜(高3/東京都) 赤阪理菜(中2/静岡県) 久保田玲実(高1/大阪府) 鈴木彩夏(高3/静岡県)鈴木優香(高2/宮城県) 高橋未由憂(高1/大阪府) 永井亨明(高1/愛媛県/鳥取大会) 永瀬遥(高3/長野県)野村真由(高3/北海道) 平野将生(高3/熊本県) 村上央依(高2/福岡県) 安平光(高3/佐賀県)有竹愛海(愛知県)※欠場
以上13名(※高橋未由憂の「高」ははしごだか)
■インターナショナルカテゴリー
優秀賞:アメミヤロバート弘希(アメリカ)
優秀賞:朱恩永(韓国/東京)
優秀賞:潘慧ウエン(中国/東京※ウエンはあめかんむりに文)
以上3名順不同・敬称略