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2022/12/01 20:27

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第9回日本制服アワードグランプリの16歳・織田ひまり、映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』公開 家族の崩壊と再生描く衝撃作に挑んだ新星にインタビュー

映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』について語った織田ひまり
映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』について語った織田ひまり

 ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」のメンバーとして活動する一方、近年は舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人・織田ひまりの映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』が2022年12月2日から、池袋HUMAXシネマズ他全国順次ロードショー。公開にあたり、織田ひまりが映画について語ったインタビューが届けられた。

 『泥の子と狭い家の物語』は、大阪で平凡に暮らす内田家に、加賀美と名乗る女が祖母・松子の介護の手伝いに来たことから始まる、家族の崩壊と再生の物語。主人公・内田小豆を演じるは若干16歳の新星、織田ひまり。映画初出演しかも初主演という大役にもひるむことなく、時に激しく叫び、時に思春期特有の憂いを含んだ表情で、この難役を見事に演じ切った。

 加賀美によって次第に様子がおかしくなっていく小豆の母・康子役に、NHK連続テレビ小説『あぐり』のヒロインで女優デビュー後、ドラマ、舞台、映画と幅広い活躍を続ける田中美里が熱演。内田家に入り込む加賀美玲子役には、宝塚歌劇団82期生、男役のスターとして11年在籍した月丘七央が、圧倒的な存在感を放ち怪演。

 他に、内田家の父・幸男に有田洋之、祖母・松子に四天王寺紅、小豆が助言を求める猫屋敷の主人役に藤井佳代子、井之頭役に湯浅崇ほか個性的な実力派俳優と、早坂風海、筒井俊旭など期待の若手俳優が本作に結集。原作はオカモト國ヒコが書き下ろして2012年に劇団テノヒラサイズで舞台化、翌2013年にNHKオーディオドラマ「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化された「泥の子と狭い家の物語」。監督はCMディレクターとして多数の受賞歴があり、本作が長編映画デビューとなる西岡眞博。撮影時期は、2021年10月。ロケ地は、大阪・神戸・京都がロケ地に選ばれた。

 今回12月2日の映画公開に先立って、本作の主演、織田ひまりのインタビューを公開。撮影当時、中学3年生の15歳で、映画初出演にして初主演が決まった時の心境、撮影現場の雰囲気、母親役の田中美里とのエピソードなど当時の想いと、出来上がった映像を観た感想や、映画を楽しみにしている人へのメッセージを語っている。

■映画『泥の子と狭い家の物語』 小田小豆(おだ・あずき)役/織田ひまりインタビュー

――映画初出演にして初主演が決まった時の心境を教えてください。

「“オーディションに合格しました!”とマネージャーさんから報告をもらって、びっくりしたけれどすごくうれしかったです。少し時間が経ってから、だんだん実感してきて…。演技の経験もほとんどないし、何が正解かも分からないので“私で大丈夫かな”と不安や心配を感じるようになりました」

――不安や心配をどのように解消していったのでしょうか?

「演技の先生をつけていただき、台本を一緒に読みながら“このシーンでの小豆ちゃんの気持ちは?”“どうして小豆ちゃんはこの言葉を発したのか?”など、小豆という役をしっかり理解するところから始めました。小豆を理解できるようになると、少しずつですが不安は安心に変わっていきました」

――小豆はどのようなキャラクターですか?

「『THE 思春期の女の子!』です(笑)。狭い家にも家族のことにも不満だらけなんです。押し入れに引きこもり、誰にも見えないところで大好きな音楽を聴いたり、ダンスが好きという一面もあって…。自分が好きなものをちゃんと持っている子だと思いました」

――織田さん自身は家族と仲良しなので、お父さんやお母さんが嫌だという小豆ちゃんの気持ちが分からないというコメントもありました。気持ちを理解するのにどのようなアプローチをしたのでしょうか?

「自分が思っていることを素直に全部は言えない気持ちは、分かるような気がしました。共通点をきかっけに徐々に理解していけたので、自分と似ているところを探していきました。小豆だけを理解するのではなく、お父さんやお母さんとの関係性も理解することが大切だと演技指導の先生にアドバイスしていただいたので、登場人物を紙に書き出して、相関図を作りそれぞれの気持ちを考えることを心がけていました」

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

「スタッフさんがとにかく温かかったです。映画の現場はみんな忙しくて緊張感が漂っているイメージでしたが、ハードなスケジュールが続いても、みなさんすごく優しく接してくださって。役者が第一という優しい空気の中で過ごさせていただきました。共演者の方たちも“一緒に台本を合わせよう”と声をかけてくださり、アドバイスもたくさんいただきました。撮影中は家族よりもスタッフさんや共演者のみなさんと一緒にいる時間のほうが長かったので、現場が安心できる場所でよかったです」

――共演者の方と芝居について話す機会も多かったのでしょうか?

「台本に“涙を流す”と書いてあり“泣くってどうやるんだろう?”と思い、お母さん役の田中美里さんに“いつもどうしているんですか?”と伺ったところ、それまでに小豆が経験したこと、感じたことなどを思い出すようにとアドバイスしていただきました。演じているのは今のシーンでの“泣く小豆”だけど、ストーリーは全部つながっているからと。何度か撮り直しはしましたが、アドバイス通りに演じることで涙も自然に流れました。これからはもっと感情を自由に動かせるようになりたいと思った瞬間でした。田中さんのアドバイスにはすごく感謝しています」

――ストーリーにはどんな印象を持ちましたか?

「すごくリアルだと思いました。実際にいそうな家族の関係性が描かれていたので、イメージしやすかったです。ただ、想像できてもそれをすぐに演技に反映させるには、まだまだお芝居の経験が足りないのですごく難しかったです。泥人形とか魔女とか現実味のない言葉も出てきたけれど、幼なじみと楽しく過ごしたり、学生っぽい描写もあったので、映像でどんな風に表現されるのか、台本の段階からすごく楽しみでした」

――出来上がった映像を観た感想は?

「最初は画面に映る自分に“これは誰?”って(笑)。普段、自分を客観的に観る機会はほとんどないので、とても不思議な気持ちになりました。でも、撮影当時15歳の自分ができるすべては出し切ったつもりです。“もっと上手にできたかも”と思う部分がないわけじゃないけれど“まだまだのびしろがある!”と見方を変えて、もっと頑張っていこうと思いました」

――大阪、神戸、京都での撮影で印象に残っていることはありますか?

「スタッフさんの中に関西の方もいて、関西弁出まくりのおしゃべりでリラックスもでき、本当に心強かったです。自然が大好きなので、山の中など自然がいっぱいの場所での撮影はすごく楽しかったです。猫ちゃんがたくさんいる場所では癒されながら撮影ができました。主演なので香盤表はみっちり。当然出演シーンも多くて忙しくかったけれど、大変というより楽しくて充実した時間を過ごせたという印象が強いです」

――第9回日本制服アワードグランプリ受賞の織田さんの制服姿も見どころではないでしょうか。

「制服のシーン、たくさん出てきます。制服でのダンスシーンの撮影はいい思い出になりました。ダンス部のみなさんのダンスはキレッキレで美しく揃っていて、すごくかっこいいです。私も必死についていきました。最後はみんなで写真を撮ったりして、青春を味わったような感覚です」

――映画を楽しみにしている方にメッセージを!

「小豆が成長していく姿を見て元気になってもらいたいし、“自分もちょっと頑張ってみよう”という気持ちになってもらえたらうれしいです。ぜひ、劇場でご覧ください」

【物語】
小豆とその家族は、不動産屋曰く「ちょっと狭めですけど、みんなが幸せになれる家」で、さまざまな問題を抱えながらも、平凡に暮らしていた。そんなある夕立の日、加賀美と名乗る女が、祖母・松子の介護の手伝いにやってくる。鍼灸師だという加賀美は、父・幸男の酷い腰痛も一瞬にして治してみせ、見事再就職を叶えた。母・康子も明るさを取り戻し、少しギスギスしていた夫婦仲も良くなったかのように見えた。しかし、そんな加賀美を次女・小豆だけが最初から疑っていた。最初は幸せを運んでくる天使のように見えた加賀美だったが、徐々にその正体を見せ始め、一家をじわじわと蝕んでゆく…。
監督:西岡眞博
原作:オカモト國ヒコ「泥の子と狭い家の物語」
脚本:弥重早希子
出演:織田ひまり/田中美里/月丘七央/有田洋之/筒井俊旭/四天王寺紅/藤井佳代子/早坂風海/湯浅崇/岩本佳穏/坂田琴音
プロデューサー:前田和紀 撮影:亀井義紀 照明:堀亀誠 録音:大岩修二 美術:萩原英伸・井内克信・元座鮎未 衣装・ヘアメイク:岩咲希しのぶ
振付:SHOHEI 振付監修:原田みのる 猫コーディネイト:竹内欽哉 編集:山本茄津己 サウンドデザイン:犬丸正博 CG:上野あきのり
タイトル:撫子・立沢トオル 宣伝デザイン:北嶋直樹 劇判:クスミヒデオ 主題歌:FONK MIKE
宣伝・配給:ベストブレーン 劇場営業:FLICKK 製作:team TANIYON Inc.
2022 年/カラー/シネスコ/stereo/117 分
(C)チーム谷四/文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
2022.12.2 Fri 池袋HUMAX シネマズ他全国順次ロードショー

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