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2022/10/31 19:01
全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ」、古着回収で環境問題に取り組む
2022年9月に開催されたミスユニバーシティ2022日本大会にて、ファイナリストが地球環境問題に取り組む資源環境プロジェクトWithal(ウィゾール)の活動に協力。会場受付に『withal回収箱』を設置し、来場者らへ古着の回収を呼びかけ、ファイナリストや来場者を含め、2時間で約400着の古着を回収した。
「今できること」をキャッチフレーズに日本全国の大学生・専門学生を対象にした、全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ」。北海道から沖縄までの各県で開催された県大会を勝ち抜いた20名の女子学生が日本大会に出場。“次世代のオピニオンリーダー”である「Next leader」にふさわしい1名を選出する大会だ。
今回、ミスユニバーシティファイナリストらは、日本大会来場者に事前にSNSで古着回収の呼びかけを行い、会場受付に『withal回収箱』を設置。2時間で約400着の古着を回収した。毎年、世界で捨てられている衣類はおよそ228億着。これを焼却する過程で排出されるCO2の量は、約2700万トン。針葉樹およそ19億本が、1年間に吸収する量となる。Withalは、誰もが身近に地球の未来を考えていける循環プロジェクト。今回の企画は長く愛用してもらったものを廃棄せずに回収し、活かしていく「循環型社会」を目指す取り組みに、ミスユニバーシティが賛同し実現した。
ミスユニバーシティファイナリストを代表して、ミスユニバーシティ準グランプリ鬼束ももが、集まった古着をWithalプロジェクトを実行しているアミアズ株式会社に贈呈。 この古着は、資源環境プロジェクトで使用されハンガーなど日用品に生まれ変わるという。
【古着の回収を呼びかけたファイナリスト達のコメント】
●ミスユニバーシティ準グランプリ・鬼束もも
「大会当日に集めた古着を全て寄付しに行った際、まず驚いたのが、集まった古着の量でした。『寄付をするので古着を持ってきてください』と呼びかけただけで、こんなに大量に集まるのかとびっくりしました。エシカルファッションの重要性が普及して来ている中、多くの方がエシカルを掲げているブランドやお店で買わないといけないと思い込んでしまっていますが、エシカルファッションを意識する上で大切なのは、『自分の服をどれほど大切にできるか』だと私は考えます。大切にしていれば、着なくなってしまっても人に譲ったり、このように寄付をして再利用したりできるので、結果的に『エシカルファッションを心がける』ことに繋がります。ぜひ、服を購入する前に『この服を本当に大事にできるか?』とご自分に問いかけみてください!」
●ミスユニバーシティ2022グランプリ・長沼麻陽
「もう着ることができなかったり、着る機会がない服などが生まれ変わり、他の誰かの必要なものになる、というサイクルがすごく素敵だと思います。最近では、アパレル関係のお店に古着回収のボックスを見かけることが増えました。今回私が古着回収に参加させていただいたことで、取り組む方が増えたら嬉しいです!古着回収をはじめ、住みやすい街づくりへ、自分ができることをコツコツ続けていきます!」
●ミスユニバーシティ3位・小清水伶奈
「実際に古着回収に参加してみて、着なくなったから捨ててしまうのではなく、着なくなったからこそ何かに役立てていくことが大切だと改めて実感させられました。古着の回収は、多くの家庭で誰もが簡単に参加できる取り組みだと思います。『古着は捨てずに次に役立てる』ということを自分が意識するだけでなく、周りの方にも声をかけて広めていきます」