ニュース
2022/10/31 11:51
ミュージカル「アニー」アニー・孤児役合格者発表 演出家・山田和也も「二人の明るさは本物」と太鼓判
1986年の日本初演以来、世代を超えて愛され続ける、丸美屋食品ミュージカル『アニー』。2023年4月〜5月、新国立劇場・中劇場にて上演される同作のアニー・孤児役オーディションの最終合格者発表が10月30日(日)日本テレビ番町スタジオにて行われた。
ミュージカル『アニー』は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞を はじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。
日本公演は、1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、今までに全国で約187万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。2017年からは『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』『ヘアスプレー』など、ミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する演出家・山田和也を迎え、テンポが良く現代的な演出で好評を博し、完売が続く人気公演となった。
来年で38年目となる2023年公演に向けて、今年も出演者オーディションを開催。主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たち約50名が最終審査に挑み、ついに合格者が発表となった。
チームバケツのアニーに選ばれたのは深町ようこ(フカマチ・ヨウコ)さん。東京都出身の11歳、小学6年生。これまでにミュージカル『モーツァルト !』2021年(アマデ役)、ミュージカル『メリーポピンズ』2022年(ジェーン・バンクス役)などに出演。チームモップのアニーは西光里咲さん(サイコウ・リサ)さん。東京都出身の10歳、小学5年生。これまでにミュージカル『アナスタシア』2020年(リトルアナスタシア役)、ミュージカル『メリーポピンズ』2022年(ジェーン・バンクス役)を演じてきた。ともにジュエリーキッズプロモーションに所属している。
演出の山田和也氏は「今年はなかなか結論が出ず、選ぶのが難しい年でした。最終的に選ばれたみなさんは『これだ!』という感じなのですが、そこが見つかるまで誰をどの役にするのか、難しいパズルをしていました。オーディションに参加したみなさんそれぞれに良いところがありましたが、今年のアニーに選ばれた深町さんと西光さんの良いところは“明るい”所です。やはりアニーにとって“明るい”ということは重要だと思っています。オーディションの重圧の中で明るくいるということは非常に凄いことで、緊張やうまくいかないこともある中で、この二人の明るさは本物だなと思いました」と選考の理由を語る。
深町ようこさんは「私が初めて見たミュージカルが『アニー』で、最初は見ることが好きだったのですが、毎年何回も見ていくうちに「やってみたい」と思う気持ちが強くなりミュージカルを始めました。アニーに選ばれた今はとても嬉しいです。今後も稽古、本番と始まっていきますが頑張ります!来てくださったお客様に素敵なアニーだったと思ってもらえるような、勇気を与えられるアニーになっていけたらいいなと思います」とコメント。
西光里咲さんは「私はお友達のバレエの発表会を初めて見たときに「私もこんな舞台に立ちたい」と思ったのがきっかけで、歌って踊ってお芝居をするミュージカルの舞台に立ちたいと思うようになりました。今は信じられない部分もありますがとても嬉しいです。お稽古や本番を重ねるにつれて上達していけるように頑張りたいです。明るく、元気で、強い心を持った私なりのアニーを演じられたらと思います」と意気込みを語った。
アニー役および孤児役の募集は終了したが、現在、小学校3年生〜中学校3年生までの男女を対象に子役(ダンスキッズ)を募集。アニー役・孤児役オーディションに応募した人(最終合格者以外)も併願可能だ(ただし、再度審査書類を郵送すること)。応募の締め切りは11月11日(必着)。